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1989 Fiscal Year Annual Research Report

ABO式型活性を有する各糖脂質の赤血球膜における分布

Research Project

Project/Area Number 63570276
Research InstitutionUniversity of the Ryukyus

Principal Investigator

内間 栄行  琉球大学, 医学部, 助手 (90093377)

Keywords血液型 / 糖脂質 / モノクロ-ナル抗体 / TLC Immunostaining / ELISA
Research Abstract

赤血球膜に存在するABO式型物質は糖脂質および糖蛋白が知られているが、有機溶媒による抽出で糖脂質分画を集めた。これを薄層クロマトグラフィ-を行なって分離し、薄層プレ-ト上で抗Aおよび抗FBモノクロ-ナル抗体を用いてImmunostainingを行なうことによって型物質を検出した。検出されたbandのなかで真の型物質かどうかをELISAおよび解離試験で確認した。確認されたbandについてクロマトスキャナ-を用いて染色強度を測定し、相対的比率を算出した。その結果、A型の4種類の糖脂質の割合はA^135%、A^229%、A^320%、A^416%であった。同様にAB型についてはA^1B34%、A^2B30%、A^3B20%、A^4B16%であった。一方、B型物質については6種類が確認され、B^127%、B^225%、B^319%、B^411%、B^510%、B^69%であった。同様にAB型についてはAB^128%、AB^227%、AB^318%、AB^48%、AB^59%、AB^610%であった。
これらの値を検定するために別法としてELISAを用いて測定した。プレ-トから6andの部分のゲルをかき取りメタノ-ル抽出し、倍数希釈後ELISAを行なった。吸光度は量依存性であり定量的処理が可能であった。そこで倍数希釈した糖脂質量を横軸に、吸光度を縦軸にしてLineweaver-Burkのプロットを行ない、Vmaxに相当する値を求めて産出した。その結果A型についてA^135%、A^229%、A^320%、A^416%であった。同様にAB型については、A^1B34%、A^2B30%、A^3B20%、A^4B16%であった。これはクロマトスキャナ-から得られた値と全く同じである。
以上の結果から、A型およびB型糖脂質ともに直鎖状の短い糖鎖を有する型物質が高い割合で分布すること、さらにA型についてA型とAB型の間に、またB型についてはB型とAB型の間に差はなく同じ割合で分布することが明らかになった。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Eikoh Uchima,Masahiro Kajiwara et al.: "The Relative Antigenic Ratios of the Structurally Varied Blood A-and B-Active Glycolipids in the Human Erythrocyte Membrane" Jpn.J.Legal Med.42. 509-514 (1988)

URL: 

Published: 1993-03-26   Modified: 2016-04-21  

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