1989 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
63570901
|
Research Institution | Fukuoka dental college |
Principal Investigator |
栢 豪洋 福岡歯科大学, 歯学部, 教授 (10028764)
|
Keywords | ダイヤモンド電着スケ-ラ- / 鋭利なスケ-ラ- / スケ-ラ-の鈍化 / スケ-ラ-の耐摩耗性 |
Research Abstract |
実験材料として、スケ-ラ-は山浦社製ニュ-タグライトシックルスケ-ラ-#11DB(以降N.T.Sと略す)をコントロ-ルとして用い、N.T.Sスケ-ラ-に30〜40μmと20〜30μmのダイヤモンド粒子を電着したものを使用した(以後Dー500、Dー600と略す)。 実験結果 1.Dー500スケ-ラ-とN.T.S.と比較すると、スケ-リング操作回数が多くなるにしたがい、Dー500の切れ味の耐久性が優れその差は大きくなった。SEM象は未使用N.T.Sスケ-ラ-のように刃部が明瞭な線角としては認められず、多数のダイヤモンド粒子が電着している像がみられた。しかし、スケ-リング操作回数が増加するとダイヤモンド粒子の一部が欠けていくのが観察されダイヤモンド粒子が欠けている像も見られたが、削除量の低下は少なかった。 2.Dー600スケ-ラ-とN.T.S.と比較すると、Dー600の切れ味の耐久性が優れていた。Dー600とDー500を比較するとスケ-リング操作回数が少ないと被験試料の削除量の差は少ないが、操作回数を増すとDー600がDー500よりやや耐久性に優れていた。これらの結果より、ダイヤモンド電着スケ-ラ-による切れ味の耐久性はN.T.S.より優れていた。
|
Research Products
(2 results)