1989 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
63570938
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
和田 卓郎 広島大学, 歯学部, 教授 (10028756)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井藤 一江 広島大学, 歯学部, 助手 (10034208)
末井 良和 広島大学, 歯学部, 助手 (10206378)
古木 良彦 広島大学, 歯学部附属病院, 助手 (50165479)
小川 正晃 広島大学, 歯学部, 助手 (70144847)
富田 真一 広島大学, 歯学部, 助手 (60172186)
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Keywords | 矯正治療 / 歯根吸収 / 歯牙移動 / 口内法X線規格撮影法 |
Research Abstract |
口内法X線規格撮影法については、前年度確立することができため、現在この方法を用いて症例を収集している。現在までのところ、約60症例の初診撮影を終え、このうち約30症例について2回以上の撮影を終了している。当初の計画では、歯牙移動中は1カ月に1回撮影を行い経過観察を行う予定であった。しかし、この計画では撮影頻度が高く、いくら高感度のフィルムを使用しても被曝に敏感な広島県の患者を説得するのは困難との意見が矯正科より出された。このため、妥協案として3カ月に1回の撮影を行い、各症例(下顎前突、上顎前突等)ごとに術後1カ月、術後2カ月、術後3カ月の3グル-プに分けて撮影することとした。現在この方法に従って資料の蓄積を行っている。 次に歯根吸収の評価法についてであるが、マイクロデンシトメ-タ-を使用して計測する予定で検討していたが、本法はスキャンを行う際、フィルムの位置を規定するのが困難で再現性にやや問題があることが分かった。ネクサス画像処理装置とマイクロコンピュ-タ-を用いて計測を行ったところ、この方がデ-タの入力やデ-タ処理が迅速かつ再現性において勝っていることが明らかとなった。このため、臨床例の歯根吸収のデ-タ処理は、ネクサス画像処理装置を用いて行うこととし、プログラムの開発を行った。今後、本法をもちいて症例の分析を行っていく予定である。
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