1988 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
63570942
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
秋月 弘道 昭和大学, 歯学部, 講師 (40129804)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田代 恒久 昭和大学, 歯学部, 助手 (70188233)
道脇 幸博 昭和大学, 歯学部, 講師 (40157540)
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Keywords | 超音波診断 / 舌運動 / 舌切除 / 術後機能 |
Research Abstract |
超音波診断装置(東芝ソノレイヤーSAL35A)および探触子(PLB-508M)を使用し、健常成人の舌運動様式を解析した。対象は健常成人8名で、被験者を歯科用診療椅子に座らせ、眼耳平面が水平になるように頭部をヘッドレスト、イヤーロッドによって固定した。探触子を振動子面が水平になるように顎下部に固定し、観察部位は舌前方部および舌後方部の2部位とした。舌前方部では左右下顎第一大臼歯を通りカンペル平面に垂直な面、舌後方部では前方断面より後方へ約17度回転させた硬口蓋後縁相当部の断面とした。被検音は前方部観察時には/a/、/i/後方部観察時には/a/、/ka/とし、/a/、/i/発音時では舌運動静止時に画像をフリーズし、/ka/発音時ではビデオモーションアナライザーで50分の1秒毎に分析して舌背が最高位に達した時点の画像をポラロイドフィルムに記録した。計測法は、ポラロイドフィルム上で舌背の正中部および正中部と左右下顎骨内面の中点の合計3点について、前方部では/a/、/i/発音時、後方部では/a/、/ka/発音時の舌位の差を測定し、3点の平均の変化量を舌運動量とし、左右2点の変化量の差を左右対称性とした。また、前方部および後方部における舌の安静時の表面形態をトレースし、両側の下顎骨にはさまれた部分の顎下部皮膚面から舌背表面までの断面積を舌の面積とした。 結果:1、運動量の平均値は前方部14.0±4.18mm、後方部10.1±3.45mmであった。2、左右対称性の平均値は左右の差が前方部0.5±0.45mm、後方部0.7±0.93mmであった。3、面積の平均値では前方部19.7±2.25cm^2、前方部面積20.4±4.63cm^2であった。
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