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1988 Fiscal Year Annual Research Report

夜間睡眠中の咬合高径の差による咀嚼筋活動の変化

Research Project

Project/Area Number 63570960
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

三谷 清二  岡山大学, 歯学部 (歯科矯正学), 助教授 (70097517)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中後 忠雄  岡山大学, 歯学部(歯科矯正学), 教授 (40064654)
土屋 公行  岡山大学, 歯学部(歯科矯正学), 助手 (50173175)
Keywordsactivator / 閉口筋筋電図 / silent period / 臼歯部の接触状態
Research Abstract

本年度は、activatorの構成咬合高径の差が咀嚼筋のphasicな筋活動にどのような変化を起すのかを知る目的で次のような研究を行った。
まず、反対咬合者にactivatorを装着し、前歯被蓋改善後のタッピング運動時に誘発される閉口筋のsilent periodのlatencyとdurationの変化を調べた。その結果、
1)silent periodのlatencyには有意な変化はみられなかった。これは口腔周囲の抹消感覚受容器からの求心性入力の変化がsilent pericdの出現までの時間にはほとんど影響を与えなかったためと考えられる。
2)前歯被蓋改善前に比べて改善後1カ月ではsilent periodのduraticnが延長し、改善後5カ月ではそのdurationの延長程度が弱くなる傾向が認められた。これは前歯被蓋改善時に一時的に臼歯部の接触が失われ、前歯部のみが接触した状態となったために歯根膜に存在する感覚受容器からの求心性入力の変化が主因となって起こったものと考えられる。
3)この機構を解明するため、前歯部のみ接触するように作製したplateを個性正常咬合者に装着してたタッピング運動時のsilent periodのlatencyとdurationをplate非装着時と比較した。plate装着時は非装着時よりもdurationが有意に延長したことから、臼歯部の接触状態がタッピング運動時のsilent periodのdurationに影響を及ぼす可能性があることが明らかとなった。
次に臼歯部の咬合接触の有無が閉口筋活動に及ぼす営業を検討した。plate装着時(臼歯部の咬合接触を無くした時)の最大咬みしめ時の閉口筋活動電位はplate非装着時(臼歯部の咬合接が存在する時)よりも低かった。これは著者らの前研究結果、すなわち機能性反対咬合者にactivatorを装着して最大咬みしめ時の閉口筋筋活動をみると前歯被蓋改善前後に筋活動電位が低下しその後回復に向かうという所見を、臼歯部の接触関係の変化で説明できる可能性があることを示唆している。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 土屋公行、三谷清二、中後忠雄: 日本矯正歯科学会雑誌. 48. (1989)

URL: 

Published: 1990-03-20   Modified: 2016-04-21  

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