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1988 Fiscal Year Annual Research Report

外胚葉異形成症の歯の形成障害に関する研究疾患モデル動物としてのメキシカン・ヘアレスドッグ

Research Project

Project/Area Number 63570975
Research InstitutionAichi Gakuin University

Principal Investigator

今村 基尊  愛知学院大学, 歯学部, 講師 (00142563)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 子安 和弘  愛知学院大学, 歯学部, 助手 (50183348)
Keywords外胚葉異形成症 / 歯牙形成 / 疾患モデル動物 / メキシカン・ヘアレスドッグ
Research Abstract

メキシカン・ヘアレスドッグは、14世紀頃からメキシコの原住民により飼育されてきたイヌである。このイヌの特徴は、体毛をほとんど欠き、さらに多数の歯の欠如が認められるとの報告もある。現在、農林水産省家畜衛生試験場実験動物研究室では、このヘアレスの遺伝子をビーグル犬に導入し、実験動物化する試みがなされている。このヘアレスの形質は、常染色体優性遺伝子により支配されていると考えられている。
我々は、このイヌの諸症状がヒトの外胚葉異形成症と極めて類似していることに注目し、同疾患の、モデル動物になるのではないかと考えている。そこで、現在実験動物化途上のメキシカン・ヘアレスドック由来犬の歯牙形成、特に歯数異常についてX線写真及び肉眼観察を行った。現在までに、12頭のヘアレス犬の観察を行うことができた。そのうち5頭は無毛同士の間に生まれた個体(ホモとヘテロを含む)、7頭はビーグルと無毛の間に生まれた個体(ヘテロ)であったが、両者の間に特に明確な差は認められなかった。
第1生歯群における歯の先天性欠如は、1頭の個体で両者のM_3に認められたのみであった。第2生歯群では、12頭全ての個体に歯の欠如が認められ、特に小臼歯群に多く認められた。I^3では1頭の2歯に欠如が認められた。C^1では4頭の6歯に、C_1では3頭の4歯に欠如が認められた。P^2では2頭の4歯に、P^3では9頭の13歯に、P^4では1頭の2歯に欠如が認められた。P_2では10頭の19歯に、P_3では2頭の4歯に、P_4では5頭の9歯に欠如が認められた。またコントロールとして観察した無毛どうしの間に生まれた有毛の個体、及びビーグルと無毛の間に生まれた有毛の個体には、歯数の欠如が認められなかった。
なお、神戸大学農学部後藤信男教授、農林水産省家畜衛生試験場実験動物研究室の福田勝洋室長をはじめとする諸先生方に深謝いたします。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 子安和弘: ラボラトリーアニマル. 4(5号). 21ー22 (1987)

URL: 

Published: 1990-03-20   Modified: 2016-04-21  

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