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1989 Fiscal Year Annual Research Report

生物の進化にともなう代謝経路の変化-ビタミンB群と補酵素の生合成を中心として

Research Project

Project/Area Number 63571070
Research InstitutionMukogawa Women's University

Principal Investigator

熊岡 煕  武庫川女子大学, 薬学部, 教授 (80085274)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 田鶴谷 恵子  武庫川女子大学, 薬学部, 助手 (90201615)
山田 和子  武庫川女子大学, 薬学部, 講師 (80166701)
Keywordsチアミンの生合成 / ピリドキシンの生合成
Research Abstract

1.通性嫌気性微生物でのチアミン・チアゾ-ル部生合成経路の検討
チアゾ-ル部生合成の中間体とされているl-deoxy-D-threo-2-pentuloseの酵素的合成方法の確立を昨年度試み一応の成果を得た。しかしトレ-サ-として用いるための充分量を酵素法で得ることは困難であったため化学合成を試みた。合成が困難なため、標識した目的物が最終段階まで到達せず生合成経路の検討までには至らなかった。
2.ピリドキシンの生合成経路の検討
従来、ピリドキシンの5位と5位についてハイドロキシメチルは、グリコ-ルアルデヒド由来とされていたが、その由来については不明であった。フラクト-スの1位と2位の炭素がグリコ-ルアルデヒドの起源と考え、ピリドキシンへの(1)[U-^<14>C]フラクト-スの取り込み実験と(2)グリコ-ルアルデヒドの存在下で[U-^<14>C]フラクト-スの取り込み実験を大腸菌を用いて行った。
(1)(2)の実験ともフラクト-スの2個の炭素はほぼ直接的にピリドキシンに取り込まれた。フラクト-スが十分にある条件下では大腸菌はトランスケトラ-ゼ作用でフラクト-スの1位と2位の炭素を前躯体とすると考えられる結果が得られた。
また、ピリドキシンは4位と、5位に2個のヒドロオキシメチル基を持つが、その起源が、C-1単位ではないことを^<13>C-ギ酸でのトレ-サ-法で確認した。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 山田和子: "ピリドキシンの生合成経路 フルクト-スのピリドキシンへの取り込みについて" ビタミン. 63. 199 (1989)

URL: 

Published: 1993-03-26   Modified: 2016-04-21  

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