1988 Fiscal Year Annual Research Report
炎症性疾患における末梢血好中球の血小板活性化因子合成能の変化 (interleukin 1,tumor necrosis factorを含む発熱惹起物質の影響の評価)
Project/Area Number |
63571105
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Research Institution | 山梨医科大学 |
Principal Investigator |
尾崎 由基男 山梨医科大学, 医学部, 講師 (30134539)
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Keywords | 好中球 / 血小板活性化因子合成能 / tumor necrosis factor / interleukin1 |
Research Abstract |
末梢好中球の血小板活性化因子合成能の指標としてのacetyltransferase活性を測定したが、同活性は再現性よくまた微量の患者検体にても検出可能となった。炎症性疾患において、tumor necrosis factor(TNF)及びinterleukin 1(IL-1)が血中に増加することがわかっているが、このうちTNFは好中球血小板活性化因子合成能を増加させることを発見した。一方、IL-1は、同活性を増加せず、同じcytokineでもTNFとIL-1は異なる性質を示すことがわかった。このTNFの作用が、臨床上どのような影響を与えるのか今後、検討する方針である。 重篤なショック状態を示す感染症患者において、TNFが産生されることにより血小板活性化因子が産生され、症状を悪化させている可能性がある。よって患者血清中のTNFおよびIL-1活性を測定しているが、現在使用中の抗体活性が弱く検出できていない。今後、より活性の高い抗体を作成する予定である。
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Research Products
(1 results)