1989 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
63580005
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
阪上 幸男 岐阜大学, 工学部, 教授 (90043463)
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Keywords | レ-ザ-核融合 / ペレット / 磁気浮遊 |
Research Abstract |
1.核融合ペレットの磁気懸架システムを大阪大学レ-ザ-核融合研究センタ-激光XII号の核融合実験炉へ導入した。 (1)核融合実験炉に適した形状、性能を有する電磁石を開発した。その外形はレ-ザ-ビ-ムを遮らない様にするため、円錐形にした。さらにペレットの制御に理想的な磁界を発生させるため、主磁極とその外側の補助磁極からなる二重構造磁極とした。 (2)磁気懸架システムの信頼性をより向上させるために、リカバリ-装置を開発した。これは、万が一ペレットが制御が不能になって電磁石に吸収してしまった場合でも、そのペレットを確実に回収して再度懸架するための装置である。 2.磁気懸架およびレ-ザ-照射結果 (1)磁気懸架結果。核融合実験で十分実用的な性能を有することが確認できた。 懸架したペレットの直径 655 μm 懸架したペレットの前質量 0.0112 mg 懸架距離 3.5 mm 懸架精度 鉛直方向 ±0.49 μm以下 懸架精度 水平方向 ±4.5 μm 懸架時間 3 時間以上 真空度 1.0×10 Torr (2)レ-ザ-照射結果。 全6ビ-ムのレ-ザ-命中 X線ピンホ-ル写真にて球形の爆縮コア確認 2.7×10個の核融合反応中性子発生
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