1988 Fiscal Year Annual Research Report
地域特性・環境・経済性に立脚したエネルギー問題に対する意思決定支援システムの開発
Project/Area Number |
63603538
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
大松 繁 徳島大学, 工学部, 教授 (30035662)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福見 稔 徳島大学, 工学部, 助手 (80199265)
橋本 強二 徳島大学, 工学部, 講師 (80035641)
青山 吉隆 徳島大学, 工学部, 教授 (80035633)
今枝 正夫 徳島大学, 工学部, 教授 (80023175)
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Keywords | 地域社会システム / 社会モデル / シミュレーション / ダイナモ / 意思決定支援システム / パソコン / シミュレーション |
Research Abstract |
本研究はエネルギー問題を資源問題として孤立的に解析するのではなくて、社会、経済、環境、産業技術などの多種多様な要因に基づいて解析しようとするものである。本年度は研究着手の初年度であり、地域社会モデルを作成し、シミュレーションゲームに必要となるモデル下のパラメータの設定ならびにシミュレーションゲームのプロトタイプを以下の手順で作成した。(1)地域社会システムのデータベース作成:地域社会システムに対するシミュレーションモデルを作成するのに必要となる基礎的データとして、社会、経済、人口、産業、エネルギー、環境に関するデータの収集ならびにそれらを効率良くパソコンで利用可能となるデータベースの作成を行った。(2)地域社会モデルの作成とシミュレーション:地域社会システムは、人口、産業、資源、土地、環境、生活の6セクターから構成されると仮定し、それらの各セクター内およびセクター間の関連に基づいた地域社会モデルをダイナモ言語を使用して作成し、大型計算機を用いたシミュレーションにより平衡解を与えるモデル化のパラメータの決定を行った。(3)マイコンによる地域社会モデルの作成:大型計算機内で作成された地域社会モデルならびにその平衡解を与えるパラメータをマイコンに移植し、地域社会モデルをマイコン内部に作成し、対話型シミュレーションモデルを作成した。(4)ゲーミングの作成:マイコン内に作成された地域社会モデルに対して、政策変数をマイコン内で事項しその結果をCRT上に表示し、その結果を基礎資料として次年度の改善決定を行うシミュレーションゲームを作成し、意思決定支援システムとしてのプロトタイプを完成させた。以上のような手順で作成されたシミュレーションゲームを実際の意思決定者に実行してもらい、その有効性を検証するとともに、ゲームによる学習能力の可能性についても考察した。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 大松繁: 電子情報通信学会論文誌. 71A. 25-33 (1988)
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[Publications] 大松繁: 電気学会論文誌. 108D. 31-38 (1988)
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[Publications] Sigeru Omatu: Automatica. 24. 19-29 (1988)
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[Publications] 大松繁: 電気学会論文誌. 108D. 501-508 (1988)
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[Publications] 大松繁: 電気学会論文誌. 108D. 595-602 (1988)
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[Publications] 大松繁: コンピュートロール. 23. 33-38 (1988)
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[Publications] Sigeru,Omatu: "Distributed Parameter Systems:Theory and Applications" Oxford University Press, 1-427 (1989)