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1988 Fiscal Year Annual Research Report

プロソディ・スタイルの選択が可能な日本語音声規制合成システム

Research Project

Project/Area Number 63608507
Research Institution九州芸術工科大学

Principal Investigator

寺西 立年  九州芸術工科大学, 芸術工学部, 教授 (50038981)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 福留 公利  九州芸術工科大学, 芸術工学部, 助手 (90038977)
中島 祥好  九州芸術工科大学, 芸術工学部, 助手 (90127267)
津村 尚志  九州芸術工科大学, 芸術工学部, 助教授 (20038962)
Keywords音声の規制合成 / テキストから音声への変換 / プロソディ / 日本語のプロソディ / CV音節単位 / LSP音声合成システム / 呼気段落長 / 音節内のわたり
Research Abstract

今年度の研究は、主としてシステム機能の拡大と充実の両面から進めて以下に述べるような実績を上げることができた。
1.LSP合成器の制御信号の平滑化による音声器官のなまけの模倣。従来の間引き編集による早喋り合成音声ではどうしても不自然感を払拭できなかったが、この問題は上記の平滑化で完全に解決できた。
2.呼気段落長の上限値の可変選択方式によるプロソディ・スタイルの選択。従来は呼気段落の上限値を2.5秒に固定してあったので、物語調の文にはうまく対処できたが、ニュース解説等の複雑な説明調の文を読む際に細かく切れすぎる嫌いがあった。そこで文のタイプに応じて、上限値を2.5秒と4秒のいずれかに選択設定できるようにし、4秒の上限値の場合のプロソディルールシステムを開発した。
3.疑問文などの後上りのプロソディの調査と実現。後上り型の自然なプロソディを実現するのは案外容易なことがわかった。但し、構文解析だけで自動的に型を正しく判断するのは不可能であり、疑問符"?"を手かかりとして実現する現実的方法で満足する他ない。
4.従来のCV単位方式のテーブルデータは、音素単位データと音節内のわたり部分の直線補間とで、実効的にかなりよく近似できることを実験して確かめた。
5.ソフトウエアのフロッピー化と全システムのPC上への移植。従来のシステムは芸工大情報処理センターのCOSMO-800IIIの上で実現されていたが特殊化されていて簡単に他の機械の上に移すことは不可能であり、我々の研究結果を他の場所で再現して確認することができなかった。しかし今年度に完成したフロッピー化によってMS-DOSで動くパソコンでDA変換器を付加したものがあれば、我々のシステムを再現できるので、このシステムは広く一般化されたものとなった。

Research Products

(3 results)

All Other

All Publications (3 results)

  • [Publications] 鈴木和洋、寺西立年: 日本音響学会誌. 44. 335-343 (1988)

  • [Publications] 寺西立年: 日本音響学会誌. 44. 759-767 (1988)

  • [Publications] R.Teranishi: J.Acoust.Soc.America. 84. spl.1.-S23 (1988)

URL: 

Published: 1990-03-19   Modified: 2016-04-21  

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