1988 Fiscal Year Annual Research Report
強磁場、高圧、磁気共鳴を用いたアクチナイド化合物の研究
Project/Area Number |
63634010
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
伊達 宗行 大阪大学, 理学部, 教授 (80028076)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊土 政幸 北海道大学, 理学部, 助教授 (90111145)
本河 光博 神戸大学, 理学部, 教授 (30028188)
朝山 邦輔 大阪大学, 基礎工学部, 教授 (20029416)
毛利 信男 東京大学, 物性研究所, 教授 (40000848)
安岡 弘志 東京大学, 物性研究所, 教授 (50026027)
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Keywords | 強磁場 / アクチナイド / NMR / 4f電子系 / 赤外吸収 / DyAg / YbP / UP / UAl_2 / 超高圧 / 超伝導 / 価数揺動 / 四重極秩序 / UPt_3 / UCu_2 / Yb_xI_<n1-x>Cu_2 / YbB_<12> / 強磁場誘起金属・絶縁体転移 / PrCo_2Su_2 / 不整合分子場 |
Research Abstract |
本年度研究計画に沿って次のような結果が得られた。 (1)阪大ではロングパルスマグネットの整備が終り、DyAg、YbP等いくつかの測定が行われた。たとえばDyAgの強磁場磁化の飛びがいくつか発見され、磁場により四重極秩序が種々の形でこわされるというモデルで見事に説明された。80Tマグネットは現在低温で測定可能なように整備を進めている。(2)北大と物性研で低温・超高圧装置の開発が進められ、電気伝導度、CDWと超伝導等の測定が^4He温度で0.5度の精度で行われている。(3)アクチナイド化合物の研究は東北大、阪大基礎工を中心に行われた。東北大ではUP、UAl_2のNMRが測定され、5f電子のモーメントのゆらぎが電導電子との強い混成により起っている事が示された。阪大ではUPt_3のNMRの測定から超伝導のクーパー対生成のメカニズムでPやd軌道がきいている事及びUCu_5に於いて1K近くでの磁気相転移の存在を明らかにした。(4)物性研、阪大、神戸大を中心として、5d、5f電子系と対比すべき4f電子系の研究が行われた。たとえば物性研のYb_xI_<n1-x>Cu_2のNMRによる価数揺動態の研究、阪大のPrCo_2Si_2の強磁場磁化過程の測定とその解析に於いて重要な不整合分子場モデルの導入、神戸大に於けるYbB_<12>の遠赤外吸収によるフェルミ面近くのエネルギー準位の観測及びその物質の阪大で観測された強磁場誘起金属・絶縁体転移の観測結果との比較等多くの測定、解析がなされた。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] S.Kunii: J.Magn.Magn.Mater.76&77. 337-339 (1988)
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[Publications] T.Shimizu;H.Yasuoka Z.Fisk and J.L.Smith: J.Phys.Soc.Jpn.56. 4106-4125 (1987)
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[Publications] N.Mori: Physica B. 149. 226-231 (1988)
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[Publications] Y.Kohori;H.Shibai;T.Kohara;Y.Oda;Y.Kitaoka;K.Asayama.: J.Magn.Magn.Mater.76&77. 478-480 (1988)
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[Publications] Y.Kohori;T.Kohara;H.Shibai;Y.Oda;Y.Kitaoka;K.Asayama: J.Ohys.Soc.Jpn.57. 395-397 (1988)
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[Publications] A.Oyamada;S.Takagi;T.Kasuya;K.Sugiyama,;M.Date: J.Phys.Soc.Jpn.57. 3557-3561 (1988)