1988 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
63637002
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
青木 延雄 東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (20048937)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
居石 克夫 九州大学, 医学部, 教授 (70108710)
斎藤 英彦 名古屋大学, 医学部, 教授 (20153819)
山崎 博男 東京都臨床医学総合研究所, 副所長 (50013826)
岩永 貞昭 九州大学, 理学部, 教授 (90029942)
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Keywords | 血栓性素因 / アルファ2プラスミンインヒビター / フォンウイルブランド因子 / 血友病 / 血小板膜糖蛋白 / 血液凝固因子 |
Research Abstract |
本研究班は、重点領域研究・血栓性素因の分子生物学的解析とその臨床応用の研究総括班として、本研究領域の推進を主要目的とする。本年度は次の如き活動を行い 期の目的の多くを達成することが出来た。1.班会議の開催。計画研究班に公募班員を加えて、各班員の研究成果の発表と討論を行い、班としての研究協力態勢の基礎をきずいた。2.公開シンポジウムの開催。研究班員の中から興味ある研究成果をあげているもの9名をえらび、公開シンポジウムとして研究成果の発表を行った。外部から150名以上の参加を得て盛大かつ活発なシンポジウムを行うことが出来た。3.班員が相互にお互いの研究内容を知り研究協力の実があげられる様、班員全員の1987〜8年度の発表論文を集めた業績集を作成し、全班員に配布した。4.領域全体の研究推進を目的として九州大学理学部に設置した高速液体クロマトグラフィーシステムは、順調に作動し、班員からの依頼の検体の分析に大きく貢献している。6.血液凝固線溶調節因子の分子生物学的研究を課題とする研究班では、主として線溶制御因子アルファ2プラスミンインヒビターのcDNAおよび遺伝子のクローニングに成功し、それを基礎として分子遺伝学的研究が推進されている。7.VIIIーvon Willebrand因子、IX因子の分子生物学的研究を課題とする研究班では、血友病Aおよび血友病Bの保因者の遺伝診断法の確立、異常IX因子の構造異常の決定などを行っている。8.血液凝固の分子機構の研究を課題とする研究班では、VII因子の精製法を確立し、VII因子の全一次構造を決定した。9.血小板膜の構造と機能を課題とする研究班では、膜糖蛋IIbの構造と機能に関する研究が行われている。10.血管内皮の研究班では、血管内皮上での血栓調節を研究した。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] Shinsaku Hirosawa: Proceedings of National Academy of Sciences,USA. 85. 6836-6840 (1988)
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[Publications] Koji Suzuki: Journal of Biological Chemistry. 263. 17034-17039 (1988)
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[Publications] Koiti Titani: Trends in Biochemical Sciences. 13. 94-97 (1988)
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[Publications] Hiroyuki Takeya: Journal of Biological Chemistry. 263. 14868-14877 (1988)
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[Publications] Kohji Kasahara: Thromosis Research. 50. 253-263 (1988)
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[Publications] Yoichi Sakata: Journal of Biological Chemistry. 263. 1960-1969 (1988)
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[Publications] Nobuo Aoki: "Fibrinogen,Fibrin Stabilization,and Fibrinolysis." Ellis Horwood Ltd, 264-276 (1988)