1988 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
63850148
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Research Category |
Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research
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Research Institution | Nara National College of Technology |
Principal Investigator |
関口 秀夫 奈良工業高等専門学校, 機械工学科, 教授 (80043462)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松井 正広 阪村機械製作所, 課長
北脇 岳夫 東洋特殊鋼業, 課長
和田 任弘 奈良工業高等専門学校, 機械工学科, 講師 (10141912)
岩井 保善 奈良工業高等専門学校, 機械工学科, 助教授 (90043471)
小畠 耕二 奈良工業高等専門学校, 機械工学科, 助教授 (00043480)
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Keywords | 加工熱処理 / 温間加工 / 温間ホーマ / 深絞り |
Research Abstract |
温間ホーマのプロトタイプとして、既設の30トン油圧プレスに荷重および変位の測定、ならびに変形速度の調整が可能となるような電気油圧サーボ機構を取付けた。現在までの実験から、おおむね設計性能を満足していることが確められた。また、温間せし断ならびに温間深絞り加工に必要なポンチ、ダイス等の工具の設計と製作をおこない、常温でのせし断実験ならびに深絞り加工実験をこれらの装置を用いて行なった。一方、将来の温間実験に備えて、通電加熱方式に関する基礎的実験を行なった。すなわち、周波数、電流、電極形状、電極間隔等がブランクの温度分布におよぼす影響についても検討を加えた。さらには、ブランクに面内異方性とりわけ強度と延性の差異を与えるための局部熱処理法についての検討を行なった。方法としては(1)局部焼なまし法と(2)局部焼もどし法(3)局部焼入れ法が考えられ、これらの処理材についてブランク面内での硬さ分布測定などの基礎的実験を行なった。こうした加熱冷却法による不均質材料についての成形実験から、今後の局部加熱温間加工の有効性が確められた。
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Research Products
(1 results)