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1988 Fiscal Year Annual Research Report

半導体ガスセンサーによる血中アンモニアの連続測定法の開発

Research Project

Project/Area Number 63870010
Research InstitutionKyoto Prefectural University of Medicine

Principal Investigator

森本 武利  京都府立医科大学, 医学部 教授 (30079694)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 能勢 博  京都府立医科大学, 医学部, 講師 (40128715)
Keywordsアンモニア / 連続測定 / 半導体センサー / 血中アンモニア
Research Abstract

従来血中アンモニアの測定には、主として比色法が用いられているが、この方法には除蛋白および発色操作が必要である。また電極法においてはサンプルを強アルカリ性にする必要があり、いずれも血中アンモニアを連続的に測定することは不可能である。そこでこれらの操作を加えることなく血中のアンモニアを測定することを目的として、半導体アンモニアガスセンサーの開発を試みた。
IrーPdーMOSガスセンサーの作成:Pー型シリコンウェーハー上に酸素ガスを流し、酸化膜を生成させその両面にA1を蒸着し、さらにその上にPdを抵抗加熱法により蒸着し、その水素センサーとしての性能を確認した。これにIrを電子ビーム蒸着法によりスポットとして付け、IrーPdーMOSを作成した。このセンサーを平板ヒーターと組み合わせ、A1面およびIrからリード線を取り出すことによりアンモニアガスセンサーを作成した。本年度はこの各ステップにおける条件の決定に大幅な時間を要した。現在の段階では、このようにして得られたセンサーはDCバイアス0ー0.5Vの範囲でアンモニア濃度に反応し、センサー容量変化が認められた。またフィガロ製の特殊ガス検出器のセンサーについてもアンモニアに対する反応性を検討し、センサー抵抗値の対数がアンモニア濃度0ー100ppmの間で直線性を示すことを確認した。上記の検討と並行して、血中尿素を連続的に測定するため、尿素をウレアーゼによりアンモニアに分解するシステムについて検討を加えた。方法としては、輸液用フィルターに特注したアフィニデイクロマトグラフィ用のホルミル化セルロース粒子(0.3ー0.5mm)を詰め、これにウレアーゼを吸着させ、血液ラインに結ぐシステムを作成した。その他現在MOSセンサーのアンモニアへの応答性について検討を加えると共に、センサー部と血液部とを出来るだけ近接し得るセルおよびそのハウジングについて検討を加えている。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 森本武利: 病態生理. 7. 648-652 (1988)

URL: 

Published: 1990-12-19   Modified: 2016-04-21  

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