1989 Fiscal Year Annual Research Report
液晶パネルとメモリカ-ドを用いた高輝度携帯型医用画像ワ-クステ-ションの開発
Project/Area Number |
63870044
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
高橋 隆 京都大学, 医学部, 教授 (40055992)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小森 優 京都大学, 医学部, 助手 (80186824)
桜井 恒太郎 京都大学, 医学部, 講師 (80127084)
中野 善久 京都大学, 医学部, 講師 (70115898)
湊 小太郎 京都大学, 医学部, 助教授 (00127143)
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Keywords | 医用画像 / 医用画像ワ-クステ-ション / PACS / 液晶パネル |
Research Abstract |
本年度は、前年度に行った要求仕様についてのディスカッションをもとに、最適なワ-クステ-ションの形状、最低必要な画質の程度、望ましいマン・マシンインタ-フェ-ス等を仕様としてもりこみ、設計仕様を決定することを目標とした。現在この仕様に従って、ハ-ドウェアの設計を進めている。液晶パネルについての技術動向の調査は昨年度から引き続き行っているが、液晶パネルについての技術動向の調査は昨年度から引き続き行っているが、現状で入手可能なものを対象に設計を始めた。 研究実施計画に従って現状を述べる。 1.要求仕様に基づくワ-クステ-ションの最終的な設計仕様の決定 2.CPU部分、画像記憶装置、通信機構、画像表示部の設計 CPUには市販の可搬型パ-ソナルコンピュ-タを改造して用いる。画像記憶装置は当初計画した光カ-ド方式の小型化が困難なため、磁気ハ-ドディスクとメモリカ-ドの組み合わせとした。通信機構も小型化を目的としてRS232Cを用い、より高速なイ-サネットへの置き換えが可能な余地を残すことにした。画像表示部には5インチの液晶パネルを用いることとした。 3.ハ-ドウェア・ソフトウェアの作成 CPU部の作成・改造は進行中である。通信部のハ-ドウェアはCPUに組み込まれている。表示部の作成は予定より遅れている。全体として平成2年度の夏に完成の予定である。ソフトウェアは通信部分が完了しており、残りの部分はハ-ドウェアの作成と並行して作成・調整してゆく。 4.基本機能の評価 画像記憶部および通信部の基本機能の確認を終えている。記憶容量、速度共に十分とはいえないが実験的装置としては使用可能な範囲にあると思われる。 5.最終的に使用する液晶パネルの仕様 画像表示部についてはより大きい表示面積を持つ液晶パネルが望ましく、妥当なものが入手できれば変更する余地を残すこととした。
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[Publications] KOMORI,Masaru: "液晶パネルのPACSワ-クステ-ションへの可能性" MEDICAL IMAGING TECHNOLOGY. (1990)
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[Publications] MINATO,Kotaro: "PACS PROTOTYPE AT KYOTO UNIVERSITY HOSPITAL" MEDINFO '89. 1. 389-392 (1989)