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1988 Fiscal Year Annual Research Report

歯顎顔面域用デジタルパノラマグラフ装置の試作研究

Research Project

Project/Area Number 63870082
Research InstitutionNihon University

Principal Investigator

西連寺 永康  日本大学, 歯学部, 教授 (40058839)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大木 亨  日本大学, 歯学部, 助手 (20152069)
橋本 光二  日本大学, 歯学部, 講師 (90139197)
KeywordsパノラマX線撮影 / デジタルX線撮影 / X線CT / 歯科
Research Abstract

パノラマX線撮影法をデジタル化することにより、従来の医用X線CTの1/100程度の線量で、任意の面のパノラマ像を得ることが可能な装置の開発を目的とする。本装置は大別すれば、回転系、入力記録系(Digital Image Recorder,DIR)および再構成系(Digital Panorama Processor,DPP)の3つの部分から構成されていて、現在まで以下のように研究計画が進行した。
(1)回転系:現有のデジタルパノラマグラフ装置にはZ_<ONARC>^<【○!R】>(P_<ALOMEX> Co.)が転用されているが、これを改造して正確に適合するようにした。
(2)DIR:記録計に光ディスクレコーダー(松下電器TQ-2800)を使用して約1000フレームのスリット画像を一旦記録し、次いで、これを再生して1フレームずつ超高速A/Dコンバータを使用してデジタル化し、250KBのサブメモリに一時的に蓄え16MBのメインメモリに転送するDIRのハード部分を完成させた。またその基本ソフトを完成させた。
(3)DPP:16MBのメインメモリに記録したスリット画像を32bitCPU(MC 68020)で演算処理することによって、デジタルパノラマ像を再構成することが可能になった。また光ディスク装置(OD5-HP800)を付加することによって大量のデータファイルが可能となった。
以上のような装置の開発によって、ハード面での主要な部分は完成され、現在は全体のシステムとしての試験運転を行いながら、より効率的なソフト(画質の向上、ボケ像除去処理プログラム、画像再構成時間の短縮、操作性の改善等)の開発を行った。これらの結果、デジタルパノラマ装置のプロトタイプとしては充分な性能をほぼ得たと考えている。
次年度は、さらに高解像のフレームメモリ、メインメモリの増設等によって性能の向上を目指す。

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Published: 1990-12-19   Modified: 2016-04-21  

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