2016 Fiscal Year Annual Research Report
14族元素架橋ビアリールを元素ブロックとする白色発光材料の開発
Publicly Offered Research
Project Area | Creation of Element-Block Polymer Materials |
Project/Area Number |
15H00740
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Research Institution | Kyoto Institute of Technology |
Principal Investigator |
清水 正毅 京都工芸繊維大学, 分子化学系, 教授 (10272709)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 白色発光 / 蛍光 / ケイ素 / ゲルマニウム / 架橋 |
Outline of Annual Research Achievements |
青色と橙色のブレンドによる白色発光の実現を目指し、青色蛍光性を示すケイ素架橋2-フェニルインドール部位が置換するスチレン誘導体と橙色蛍光性を示すシラフルオレン部位を有するスチレン誘導体およびスチレンとの三成分ラジカル共重合を、AIBNをラジカル開始剤として用い、検討した。その結果、スチレンと青色蛍光性スチレン誘導体および橙色蛍光性スチレン誘導体の仕込み比を 1750:1:0.2 とした場合に、分子量9970、分散度1.17、ガラス転移点105℃、熱分解温度378℃の共重合体が得られた。スピンコート法により作成した共重合体の薄膜は、発光極大を423 nmおよび565 nm に有し、発光量子収率は0.72と大変良好な値を示すことがわかった。トルエン溶媒中では橙色領域の発光(565 nm付近の発光)バンドは微弱であるのに対し、薄膜中のそれは青色バンドの二分の一程度の強度を示していることから、溶液中に比べて薄膜中では青色発光団と橙色発光団の距離が接近し、エネルギー移動が効率良く起こっていることが明らかになった。色素座標は(x,y)=(0.29,0.25)であり、やや青みがかった白色発光を実現した。 新しい元素ブロックの創製を目指し、昨年開発したゲルマニウム架橋2-フェニルインドールに続いて、ゲルマニウム架橋2-フェニルベンゾフラン、ベンゾチオフェンおよびベンゾチオフェン-S,S-ジオキシドの設計、合成および物性評価を行った。その結果、ベンゾフラン誘導体とベンゾチオフェン-S,S-ジオキシド体は、溶液状態および粉末状態において効率良く紫色から青色の蛍光発光することを見つけ、新しい固体蛍光性元素ブロックとして有望であることを明らかにした。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)