2015 Fiscal Year Annual Research Report
光遺伝学を用いた霊長類の視覚-運動変換系の神経経路選択的な伝達遮断法の確立
Publicly Offered Research
Project Area | Mechanisms underlying the functional shift of brain neural circuitry for behavioral adaptation |
Project/Area Number |
15H01411
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
木下 正治 弘前大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (60599083)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 光遺伝学 / マカクザル |
Outline of Annual Research Achievements |
初年度においては第一次視覚野に注入して光照射によりその活動を抑制するための抑制性オプシンの遺伝子を搭載したウイルスベクターの検討を行い、ベクターの作成を大学共同利用機関法人生理学研究所ウイルスベクター開発室に依頼し、入手した。またマカクザルに対して実験、課題訓練に必要な手術を行い、訓練を行った。遺伝子導入したニューロンに対する光照射方法についての改良、検討を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新規に課題訓練を始めたサルの訓練に想定よりも時間がかかり、やや遅れ気味ではあるが、ウイルスベクターおよび光照射方法についてはおおむね順調に進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
サルの課題訓練については2頭目のサルを用いることも検討して加速し、当初計画に沿った実験の実施を目指す。平行して課題訓練の必要がない実験についても検討し実験を進める。
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