2016 Fiscal Year Annual Research Report
iPS細胞を用いたタウによる神経変性機構の解明
Publicly Offered Research
Project Area | Prevention of brain protein aging and dementia |
Project/Area Number |
15H01565
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
太田 悦朗 北里大学, 医療衛生学部, 講師 (60508042)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | LRRK2 / iPS細胞 / タウ / パーキンソン病 / 認知症 |
Outline of Annual Research Achievements |
優性遺伝パーキンソン病(PD)の原因分子であるLeucine-Rich Repeat Kinase 2(LRRK2)に変異をもつ患者は、孤発性PDと類似した特徴を示すことに加え、認知症の併発が一部で報告されている。そのためLRRK2は、認知症の発症にも何らかの影響を及ぼすことが考えられる。申請者は、LRRK2に変異をもつPD患者から樹立したiPS細胞を用いた病態モデルの確立を目指し、研究を進めてきた。本年度は、TALENによるゲノム編集技術を用いてLRRK2-iPSCの遺伝子変異を修復したisogenic iPS細胞(TALEN-iPSC)を樹立した。その後、15日間(短期培養)および166日間(長期培養)培養したI2020T LRRK2-iPSCおよびTALEN-iPSC由来神経細胞における3リピートおよび4リピートタウの発現に関して、RT-PCRとウエスタンブロットを用いて解析した。その結果、短期培養における各iPSC由来神経細胞は、3リピートタウのみの発現を示したが、長期培養においては4リピートタウの発現が増加していた。これより、長期培養におけるiPSC由来神経細胞が、病態解析のツールとなりうることが確認された。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)
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[Presentation] Segawa disease with action retrocollis (cervical dystonia); A case report of 23-year-old female2016
Author(s)
Hoshino K, Hayashi M, Isono Y, Nagao Y, Kimura K, Hachimori K, Nozaki H, Ohta E, Obata F, Kawarai T, Kaji K
Organizer
International Child Neurology Congress (ICNC2016)
Place of Presentation
Amsterdam RAI Convention Centre(Netherland,Amsterdam)
Year and Date
2016-05-04 – 2016-05-05
Int'l Joint Research