2015 Fiscal Year Annual Research Report
機械学習による人および動物の行動の定量的解析
Publicly Offered Research
Project Area | Cognitive Interaction Design: A Model-Based Understanding of Communication and its Application to Artifact Design |
Project/Area Number |
15H01620
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Research Institution | Nara Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
池田 和司 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (10262552)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 機械学習 / 情動推定 / ノンパラメトリックベイズ法 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,ヒトや動物のインタラクションの解明に利用される膨大なデータを有効かつ客観的に利用するため,機械学習やデータマイニングの技法を応用することで人や動物の社会的シグナルを定量的にモデル化する手法を開発することが目的であった.そのため,以下の点を中心に研究を行った. 行動データおよび生理学データからの特徴抽出: 連携研究者らと協力し,イヌの加速度やHRVなどのデータに機械学習アルゴリズムを用いて情動を推定できることを示した. 他班と連携し,ウマの歩容の計測や解析を行った.具体的には,モーションキャプチャや筋電計,加速度計による計測を合同で行うとともに,領域内インターンを利用して研究者を受け入れ,データ解析を協働して行った. 他班からのデータ解析依頼に応え,ノンパラメトリックベイズ法によるデータ解析手法の指導を行った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
イヌの視線計測装置の開発は遅れているが,従来の予定になかった他班との連携研究が進んでおり,全体としては順調である.
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Strategy for Future Research Activity |
情動推定研究を継続するとともに,イヌの視線計測装置の開発を進める.また,イヌのインタラクションを分析する他の方法についても検討する. さらに,他班との連携も進め,共同研究を推進する.
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