2015 Fiscal Year Annual Research Report
プロアクションとリアクションに基づくウェアラブル時代のユーザインタフェース開発
Publicly Offered Research
Project Area | Cognitive Interaction Design: A Model-Based Understanding of Communication and its Application to Artifact Design |
Project/Area Number |
15H01621
|
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
島田 敬士 九州大学, 基幹教育院, 准教授 (80452811)
|
Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
|
Keywords | ユーザインタフェース / ジェスチャ認識 / ウェアラブルデバイス |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,ウェアラブルセンサを積極的に活用して,ProReactive Interface(PRI)と名付ける新しいマンマシンインタフェースの実現を目指している.PRIでは,システム側はウェアラブルセンサを通して得られる活動信号からユーザの行動意図を予測し,インターフェースを切り替える機能を実現し,ユーザは単純な動作でそのインタフェースを操作することができるようになる,本年度は,ユーザの行動糸を計測するために,時計型のモーションセンサによる動体信号計測ならびにヘッドフォン型脳波センサによる生体信号計測を行った. 動体信号計測では,ユーザが自分の行動意図をシステムに伝達できるように,低偽陽性のジェスチャデザインとその認識方法を開発した.具体的には,時計型のウェアラブルデバイスから得られる動作信号を長時間計測し,日常生活に含まれにくく,かつ単純な動作パターンを自動的に発見する手法を開発した.また,300名を超える老若男女を対象として,システムが自動発見した単純動作群に対してどのような単純動作が機器の操作に選択されやすいかという調査を行い,ユーザビリティの高いジェスチャデザインを行うためのデータベースを作成した. 生体信号計測では,ヘッドフォン型の脳波センサを使用して,ユーザの日常生活時の波形パターンを計測した.テレビを見ているときの集中度やリラックス度についての時系列変化を計測し,音量を変える場合や,チャンネルを変える場合の前後に起こる信号変化について調査ならびにその自動検出法について検討を行った.
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成27年度の研究計画に掲げている項目については予定通りに研究が進んでおり,期間全体を通しての取り組みについても予定通り進んでいる.
|
Strategy for Future Research Activity |
生体信号を計測するデバイスとして,脳波計測のみでは十分な特徴が得られない可能性があるため,メガネ型の眼電位センサの導入も検討する.
|