Publicly Offered Research
野生型とjmj変異体を用いて高温順化の表現型の解析を行った。高温のみを与えた場合には、どちらの植物も損傷が大きく、生存率が著しく減少した。一方、中程度の高温によって順化をさせて、3日間経過したのちに高温を与えた場合、野生型は高温順化して耐性を保持した。しかし、jmj変異体では、高温順化する能力が低く、耐性を維持しにくくなることがわかった。JMJの下流の遺伝子発現を調べるために、高温順化に関わる遺伝子の発現解析を行った。高温応答を制御するマスター制御因子であるHEAT SHOCK FACTOR A2の下流で機能して高温順化を制御するHEAT SHOCK PROTEIN 21 (HSP21)とHEAT STRESS ASSOCIATED 32 (HSA32)の遺伝子発現には違いが見られた。野生型に順化を経て高温を与えると、2日間ほどはHSP21とHSA32の発現は高い状態に維持される。しかし、jmj変異体では、順化を行っても、高温を与えてから4時間以内に2つの遺伝子の発現量を高い状態に維持できなくなることがわかった。そのため、JMJはHSP21やHSA32のなどの高温応答遺伝子の発現を高い状態に維持するようにはたらくことがわかった。
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Plant Reproduction
Volume: 31 Pages: 89-105
DOI 10.1007/s00497-017-0315-0
Nature Communications
Volume: 8 Pages: 1125
doi:10.1038/s41467-017-01252-6
化学と生物
Volume: 55 Pages: 602-610
http://bsw3.naist.jp/research/index.php?id=1565
http://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/2017/20171031-2.html
http://www.naist.jp/en/research_achievements/2017/10/004048.html
https://www.eurekalert.org/pub_releases_ml/2017-10/nios-5102317.php
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2017-10/nios-att102317.php