2017 Fiscal Year Annual Research Report
重力に抗した3D 臓器形成機構の解析
Publicly Offered Research
Project Area | "LIVING IN SPACE" - Integral Understanding of life-regulation mechanism from "SPACE" |
Project/Area Number |
16H01643
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
清木 誠 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (50226619)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | YAP / メカノホメオスターシス |
Outline of Annual Research Achievements |
1.重力変化に対するYAPシグナル応答のダイナミクスをリアルタイムで検出するためのKTRプローブの作成: 重力へのYAPシグナルの応答ダイナミクスを正確にリアルタイムで検出する方法の開発を目指した。Regotら (Regot S.et al., Cell, 2014) が開発したキナーゼ活性を蛍光タンパクの細胞質と核への分布に変換するKTRを応用してYAPの活性を制御するLatsキナーゼのKTRプローブの作成を行った。現在までに24種類のプローブを作成したが、YAPの活性化と相関するものは得られなかった。今後、ドッキングサイトなどの微調整を続ける予定である。 2.重力変化に応答し立体臓器を構築するYAP分子ネットワークの同定: YAPの標的遺伝子ARHGAP18の結合因子および重力応答に関与する分子群を同定するため、BioID法を用いて解析を行った。現在までに、ARHGAP18と結合するタンパク質を2種類同定した。今後、過重力・微小重力に応答する分子ネットワークを構築する。 3.メダカ胚の低温保存と発生再開の手法の確立と安定供給: 重力変化がYAPシグナルに与える影響について宇宙実験によりメダカ胚を用いて明らかにするため、本宇宙実験に向けた地上予備実験を遂行した。その結果、18℃程度の温度でのメダカ胚の保存が宇宙実験を実現可能な条件であるとの目処がついた。 4.重力変化に対するYAPシグナル応答のシミュレーションを行うための数理モデルの構築: 重力変化へのYAPシグナル応答のシミュレーションを行うために、これまでに明らかになっている分子群の相互作用を基に、CellDesignerを用いて数理モデルを構築している。本数理モデルのさまざまなパラメーターを設定するために、主な分子を定量的に測定することが必要になる。現在のところ、Western blotting法により測定を進めている。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] Effect of histidine on sorafenib-induced vascular damage: Analysis using novel medaka fish model.2018
Author(s)
Shinagawa-Kobayashi Y, Kamimura K, Goto R, Ogawa K, Inoue R, Yokoo T, Sakai N, Nagoya T, Sakamaki A, Abe S, Sugitani S, Yanagi M, Fujisawa K, Nozawa Y, Koyama N, Nishina H, Furutani- Seiki M, Sakaida I, Terai S.
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Journal Title
Biochem Biophys Res Commun.
Volume: 496
Pages: 556-561
DOI
Peer Reviewed
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