2018 Fiscal Year Annual Research Report
Reverse-evolved host microorganisms for biosynthetic system
Publicly Offered Research
Project Area | Creation of Complex Functional Molecules by Rational Redesign of Biosynthetic Machineries |
Project/Area Number |
17H05457
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Research Institution | National Institute of Advanced Industrial Science and Technology |
Principal Investigator |
北川 航 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 主任研究員 (60415669)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | Rhodococcus / 逆進化ゲノム / P450 |
Outline of Annual Research Achievements |
生合成リデザインで用いる宿主ロドコッカス放線菌の一連の逆進化株(v1-v11)についてこれまでにv8が最も生育速度や細胞凝集性の観点から利用しやすい株であると判断していたが、その遺伝的要因は解析の余地を残していた。これらの株について野性型も含めRNA-seq解析を行ったところ、ある遺伝子(領域)が本宿主の生育や遺伝子発現に大きな影響を及ぼし、その遺伝子のコントロールによって遺伝子発現量を大幅に増大させる応用性がある事を明らかにした。この遺伝子領域の詳細については解析中であるが、ゲノム中に少なくとも2ヶ所、そのような影響を及ぼす領域が存在し、この有無によって生育速度も変化する事が明らかになった。これらの情報は放線菌において新しい宿主株を創成する強力な基盤情報となるため、引き続き詳細について研究を進める予定。 またP450ライブラリを増強する計画では、環境メタゲノム情報からP450を抽出し、それをクローニングする手法を初めて取り入れた。現在ある1つの環境からのメタゲノムのみ成功しているが、40Mから約20のP450を抽出し、現在までに17についてクローニングを行う事が出来た。40Mの配列情報から20遺伝子とは非常に高い確率・効率であり、本手法が十分有効で効果的である事を初めて証明した。また環境微生物の単離株からのP450遺伝子回収については海綿由来放線菌をターゲットにし、十数株の純菌ゲノムをまとめて配列解析をすることを試み、現在も進行中でる。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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