2018 Fiscal Year Annual Research Report
複合アニオンの配置自由度を利用した高機能磁性絶縁体の探索
Publicly Offered Research
Project Area | Synthesis of Mixed Anion Compounds toward Novel Functionalities |
Project/Area Number |
17H05474
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
青山 拓也 東北大学, 理学研究科, 助教 (80757261)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | マルチフェロイクス / 超伝導 |
Outline of Annual Research Achievements |
アニオンを複合化した物質において磁気誘起極性現象の研究を目的とした研究を行なった.これまでに磁気秩序に関連した極性構造の出現が観測されている鉄系化合物を対象とし,複合アニオン化した試料において基礎物性測定・赤外分光測定および粉末中性子回折実験を行い,組成相図中の各領域における電子状態・磁気構造・結晶構造の評価を行った.極性の有無を反映した組成そう教会があることが明らかになり,その組成相境界まで母相の磁気構造を反映していることがわかった.得られた結果を日本物理学会に報告した.現在原著論文を投稿中である.複合アニオン領域の圧力誘起超伝導相の有無を調べることを目的とした圧力下磁化測定の実施のためにダイヤモンドアンビルセルを用いた磁化測定系を立ち上げ,関連物質において超伝導転移に伴う磁化異常を観測した.後期公募研究で引き続き研究を行う. 複数のアニオンを含む極性錯体における圧力下構造相転移および圧力下イオン伝導の測定を行なった.骨格の極性を反映した特異なイオン伝導を観測するともにその圧力依存性を評価した.圧力下のイオン伝導をNMRによってプローブするために共同研究者と圧力下NMR測定系の立ち上げを行なった.
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Presentation] ハニカム格子物質α-RuCl3の超高速光応答 II2018
Author(s)
天野辰哉, 赤嶺勇人, 大橋拓純, 川上洋平, 伊藤弘毅, 長谷川慶直, 佐々木宏也, 青山拓也, 今井良宗, 大串研也, 岩井伸一郎
Organizer
日本物理学会
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