2017 Fiscal Year Annual Research Report
Analysis of roles of LUBAC in the regulation of cell death and IL-1b production
Publicly Offered Research
Project Area | Homeostatic Regulation by Various Types of Cell Death |
Project/Area Number |
17H05502
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
佐々木 義輝 京都大学, 医学研究科, 准教授 (80323004)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 免疫学 / シグナル伝達 |
Outline of Annual Research Achievements |
HOIP欠損B細胞、マクロファージではLPS刺激によって細胞死が誘導される。まず初めに、この細胞死がどのタイプのプログラム細胞死であるかについてそれぞれのプログラム細胞死に必須の分子を抑制した場合の細胞死に与える影響を調べることで検討した。その結果、LPS刺激によるHOIP欠損B細胞の細胞死はネクロプトーシスに必須の分子RIP3の欠損によっては抑制されなかったが、さらにアポトーシスに関与する分子であるCaspaseの阻害剤であるZ-VAD-FMKを加えることによって抑制された事から、HOIP欠損B細胞のLPS刺激による細胞死はアポトーシスがメインで起こっていることが明らかとなった。次に、マクロファージ細胞株Raw264においてCRISPR/Cas9の系を用いてHOIPの発現をノックダウンした細胞株(HOIP KD Raw264)を樹立したところ、HOIPを欠損するマウス骨髄由来マクロファージと同様にLPS刺激によって成熟IL-1βの産生を認めた。このHOIP KD Raw264細胞でRIP3の発現を低下させてもLPS刺激による成熟IL-1βの産生は抑制されなかったが、RIP3とCaspase-8の発現を両方とも低下させた場合にはLPS刺激による成熟IL-1βの産生が認められなくなったことから、HOIP欠損マクロファージにおけるLPS刺激による成熟IL-1βの産生にはCaspase-8が関与していることが示された。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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