2018 Fiscal Year Annual Research Report
疾患iPS細胞を用いた脳タンパク質老化モデルの構築と治療薬の開発
Publicly Offered Research
Project Area | Prevention of brain protein aging and dementia |
Project/Area Number |
17H05706
|
Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
赤松 和土 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任教授 (60338184)
|
Project Period (FY) |
2017-06-30 – 2019-03-31
|
Keywords | iPS細胞 / 神経細胞 / 老化 |
Outline of Annual Research Achievements |
実際の患者で数十年を要する神経変性疾患の細胞老化を疾患iPS細胞由来ニューロンの短期間の培養で再現する手法として、早老症の原因タンパク質であるプロジェリンの導入やテロメア合成酵素の阻害を用いた方法が報告されているが、手技が煩雑かつ細胞への効果が均一でなく、さらにニューロンではその効果が弱いことが示されている。低分子化合物を添加することで細胞老化を促進することができれば、より簡便に晩期発症の神経変性疾患の病態を再現することが可能になると考えた。我々は化合物スクリーニングにより神経成熟を促進する低分子化合物を数種類同定し、そのうちの1種類の化合物が神経前駆細胞からニューロンへの分化効率を上昇させることを発見した。さらにこの低分子化合物の添加でiPS細胞由来ニューロンだけでなく培養細胞一般の細胞老化が促進することを多面的な表現型で確認することができた。さらに従来の方法で病態の再現が難しかった晩期発症の神経変性疾患の表現型発現までの時間を大きく短縮することを確認した。
|
Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|