2018 Fiscal Year Annual Research Report
紫外線で誘導されるネオ・セルフと制御性T細胞による自己免疫治療法の開発
Publicly Offered Research
Project Area | Creation, function and structure of neo-self |
Project/Area Number |
17H05798
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
山崎 小百合 名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (70567255)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | UVB / 制御性T細胞 / 樹状細胞 / 皮膚 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究代表者らは、制御性T細胞が紫外線照射にて皮膚のCD4+T細胞の約60%にも増えることを見出した。制御性T細胞は、通常は末梢CD4+T細胞の5-10%を占め、自己免疫疾患の発症を抑制している重要な免疫担当細胞である。将来、紫外線で増える制御性T細胞を利用した新しい自己免疫疾患の治療法に貢献することを目指し、本研究を遂行した。制御性T細胞は、紫外線により皮膚からレリースされた自己抗原を「ネオ・セルフ」として提示する樹状細胞から抗原提示されて増殖し、自己免疫疾患の発症を抑制していると仮定し、これを証明するために研究を行った。その結果、本公募研究期間の成果として、紫外線で誘導されたネオ・セルフの抗原提示を制御性T細胞に行っている皮膚の樹状細胞サブセットを同定できた(Yamazaki S*et al. J Immunol 2018 *Corresponding author)。この皮膚の樹状細胞サブセットは、従来信じられていた表皮ランゲルハンス細胞とは異なるサブセットであった。さらに、紫外線でネオ・セルフの抗原提示を行う皮膚樹状細胞サブセットにユニークな遺伝子発現プロファイルも発見することができた。これらの発見は、15th International Workshop on Langerhans Cells、International Investigative Dermatology2018、Japan Singapore Skin Research Conference 2019で口演に選ばれ、国際的にも注目されている。現在解析を継続しており、紫外線で誘導されたネオ・セルフと制御性T細胞による新たな治療戦略の基盤となる成果を得ることができた。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Remarks |
Nagoya Immunology Network in NCU第一回国際シンポジウムを2019年3月11日に主催し、本研究成果を含む研究成果の発表を行った。
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Research Products
(21 results)
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[Presentation] Foxp3+ regulatory T cells are expanded by ultraviolet B-exposed PD-L1+ skin dendritic cell expressing a unique set of genes in a CSF1-independent manner.2018
Author(s)
Yamazaki S, Odanaka M, Nishioka A, Kasuya S, Shime H, Hemmi H, Imai M, Riethmacher D, Kaisho T, Ohkura N, Sakaguchi S, Morita A.
Organizer
International Investigative Dermatology 2018
Int'l Joint Research
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