2017 Fiscal Year Annual Research Report
子供の主体性を育むヨコの関係構築を実現するソーシャルフィルタリングシステムの開発
Publicly Offered Research
Project Area | Cognitive Interaction Design: A Model-Based Understanding of Communication and its Application to Artifact Design |
Project/Area Number |
17H05861
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
高橋 英之 大阪大学, 基礎工学研究科, 特任講師(常勤) (30535084)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 子供 / 主体性 / ロボット |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究プログラムでは,ロボットなどのシステムを用いることで,子供の主体性を促進して,その創発性を引き出すことを目的とする.具体的な平成29年度の取り組みとして,子供とロボットのインタラクションにおいて,子供の主体的想像力がどのように広がるのかを調べるため,子供とロボットのリズムインタラクション課題を行った.その結果,子供とロボットの相互作用は,子供のロボットに対する主体的想像力を増進することが示唆された.また主体性を引き出すための,ロボットを用いた自問自答システムを開発,その有効性を成人被験者に加えて高校生を対象に実証実験を行った.その結果,提案システムを用いることで高校生の主体性が引き出されることを示唆する結果を得ることができた.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
子供とロボットのリズムインタラクション課題に加えて,ロボットを用いた自問自答システムを新たに開発,それを実際に高校生に使用してもらうことで,子供の主体性が引き出されることを示唆するデータを得ることができた.
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Strategy for Future Research Activity |
平成29年度に開発した自問自答システムをより小さい子供に導入して,子供の主体性を引き出す効果について効果測定を行う.また具体的な実践の場として,子供同士のワークショップなどにシステムを持ち込み,そのシステムがどれだけ議論を活性化するのか検討したいと考えている.さらに新学術の共同研究として,人間以外の動物の主体性を増進するプロジェクトにも取り組む.
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Research Products
(3 results)