2018 Fiscal Year Annual Research Report
ヒトとイヌの混合集団によるナビゲーションモデルの構築
Publicly Offered Research
Project Area | Systems Science of Bio-navigation |
Project/Area Number |
17H05979
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Research Institution | Azabu University |
Principal Investigator |
永澤 美保 麻布大学, 獣医学部, 講師 (70533082)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | イヌ / 集団 / 社会構造 / 内分泌 |
Outline of Annual Research Achievements |
①ドッグラン内での臭気探索:2017年12月に出産した母イヌとその仔イヌを対照に、5月から予備実験を月に1回のペースで、野外で囲いで仕切られた場所を用いて行った。仔イヌを中心に、成犬や飼い主・非飼い主など様々な組み合わせで実験を行い、2017年度に取得したデータを合わせて解析中である。現在のところ、母イヌの存在がハブとなり、飼い主や非飼い主との位置関係が決まっていること、回数を経るごとにヒトとの関係性が強くなってきていることなどが見出されている。同時に、多頭飼いされている一般家庭犬を用いて、ドッグランで刺激呈示実験を行っている。今のところ3組での実験が終了し、刺激呈示時の行動と刺激に向かう軌跡解析を行い、飼い主の有無によってイニシエーターの行動が変わる可能性を見出している。 ②イヌの社会構造および社会行動の詳細な解析:①のドッグラン実験では今のところ3組での実験が終了し、刺激呈示時の行動と刺激に向かう軌跡解析を行い、飼い主の有無によってイニシエーターの行動が変わる可能性を見出している。 ③イヌの社会構造および社会行動と内分泌の関連:①の被験犬のコルチゾールおよびオキシトシンの基礎値を測定するために唾液や尿を採取している。集団順位と内分泌との関係を見出しつつある。 ④個体間の位置関係および社会構造:①での野外および統制された環境における予備実験データから位置関係取得について解析手法を決定し、解析した。 ⑤実際の狩猟の場での計測:2018年11月~2019年3月の猟期に、狩猟に参加した①の仔犬たちや成犬にGPSを装着し、5回のデータを取得済みである。2017年度のデータと合わせて、音声データを追加して解析中である。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] Effect of canine oxytocin receptor gene polymorphism on the successful training of drug detection dogs.2018
Author(s)
Konno, A., Inoue-Murayama, M., Yabuta, S., Tonoike, A., Nagasawa, M., Mogi, K., Kikusui, T.
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Journal Title
J. Hered.
Volume: 8
Pages: 566-572
DOI
Peer Reviewed
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[Book] Disaster Robotics2018
Author(s)
Ohno, K., Hamada, R., Hoshi, T., Nishinoma, H., Yamaguchi, S., Arnold, S., Yamazaki, K., Kikusui, T., Matsubara, S., Nagasawa., 他17名.
Total Pages
534
Publisher
Springer