2018 Fiscal Year Annual Research Report
Cultural and generational differences of interaction between facial color and expression
Publicly Offered Research
Project Area | Construction of the Face-Body studies in transcultural conditions |
Project/Area Number |
18H04191
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Research Institution | Toyohashi University of Technology |
Principal Investigator |
南 哲人 豊橋技術科学大学, エレクトロニクス先端融合研究所, 准教授 (70415842)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 顔色 / 表情 / 文化差 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は 、顔色・表情知覚におけるそれぞれの潜在的な影響を調べるために、顔色と表情認知の相互作用に関わる心理物理学実験を、文化間、世代間で横断的に行い、その普遍性・特異性を調べた。 表情認知に顔色が影響を与えるのであれば、あいまいな表情の判断を行う場合に顔色の情報 が大きく影響を及ぼすと考えられる(例えば、怒っているのか、怯えているのかがあいまいな 表情の場合、顔色が赤みを帯びていれば怒り、顔色が青みを帯びていれば怯えの表情と判断される)。そこで、2つの表情をモーフィングし、あいまいな表情画像を作成した上で、顔色を操作することにより、表情判別が変化するかどうかを調べた。 表情の組み合わせは、恐怖-怒りとし、2つの典型的な表情画像をモーフィングし、表情の割合が段階的に変化した表情の連続体を作成した。それらの顔画像の顔色を操作し,「赤みがかった顔色,自然な 顔色」の顔色2種の表情連続体を作成した。顔画像を 1 枚ずつ参加者にランダム呈示し、強制選択(選択肢は表情連続体の両端の表情)の表情判別課題を課した。顔色の効果については、 主観的等価点(PSE) を用いて判断する。実験では、実験協力者群の広がりを考慮し、スワイプ操作で簡単に二肢強制選択できるようなタブレット版のアプリを開発し、用いた。 2018年9月に、マレーシアにおいて、成人および小学生を対象に実験を行った。2019年1月より、日本人小学生を対象に実験を開始し、その結果を基に、実験プログラムを改良し、2019年3月に、マレーシアにおいて、成人および小学生を対象に再実験を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の予定通り、初年度において、マレーシアにおける実験を行うことができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、日本人小学生を対象とした実験を進めるとともに、ヨーロッパ(ノルウェー)における成人及び小学生を対象とした実験も進めていく予定である。
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