2019 Fiscal Year Annual Research Report
Elucidation of rhizosphere chemical communications using selective regulators of strigolactone functions
Publicly Offered Research
Project Area | Frontier research of chemical communications |
Project/Area Number |
18H04608
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
中村 英光 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (40724191)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | ストリゴラクトン / 根寄生植物 / 共有結合型阻害剤 / 枝分かれ / 植物ホルモン |
Outline of Annual Research Achievements |
1)ストリゴラクトン(SL)アゴニスト・アンタゴニストの構造展開:代表者らは昨年度までに、ストリゴラクトン受容体D14のリガンド結合ポケットと共有結合し、受容体機能を阻害する化合物KK094を単離している。今年度は、同様の手法でカリキン受容体共有結合阻害剤候補化合物の単離に成功し、その結合部位をLC-MS/MSを用いて解析し、予想外の標的部位を同定した。 2) それぞれの化合物の汎用性と特異性:代表者らは昨年度までに根寄生植物におけるストリゴラクトン受容に関わるShHTL/D14ファミリーの立体構造を決定し、ストライガの3つのクレードに属するShHTLタンパク質とD14タンパク質が発芽誘導物質に対する選択性が異なる理由を、構造の比較解析により説明した。今年度は、それぞれのクレードの遺伝子発現部位を特定し、さらにそこで用いたタンパク質を用いて、SL受容体候補化合物の特異生・汎用性を生化学的に調査し、汎用的な阻害剤とクレード特異的な阻害剤を単離した。そしてそのクレード特異的阻害剤を用いることで、それぞれのクレードの生理的役割を考察した。特に、ShHTLの中には、乾燥耐性に関与する受容体があることを示唆するデータを得た。 3)構造活性相関に基づく受容機構の分子レベルでの解明:SL機能の多様性の分子機構の解明のため、 KK094の構造展開により見出したSL受容体のアゴニスト・アンタゴニストの受容体とそのパートナータンパク質との複合体形成についての詳細な解析を行っている。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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