2018 Fiscal Year Annual Research Report
長波長帯波長可変超短パルスファイバレーザーを用いた多機能深部イメージング
Publicly Offered Research
Project Area | Resonance Biology for Innovative Bioimaging |
Project/Area Number |
18H04732
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
西澤 典彦 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (30273288)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | バイオイメージング / 光断層計測 / 超短パルス / ファイバレーザ- / 多光子顕微鏡 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.1.7um帯広帯域SC光源を用いた高深達・超高分解能スペクトル領域OCMの開発 Er添加超短パルスファイバレーザーとファイバ非線形効果を活用して,波長1.7um帯の広帯域SC光源を開発し,更に長波長帯における高分解能な分光器を開発して,高速なスペクトル領域光コヒーレンス顕微鏡(OCM)を開発した.更に,開発したOCMを用いてマウス脳組織診部の微細構造を観測することができた.また,従来用いられていた波長1.3umとの比較を行い,波長1.7um帯でより深部までイメージングができることを実証した. 2.波長1.55-1.7um帯波長可変高エネルギー超短パルス光の生成 時間幅200fs,エネルギー5uJの高エネルギー超短パルスファイバレーザーと大口径フォトニック結晶ファイバを用いて,波長1.55~1.7um帯で波長可変な高エネルギー超短パルス光の生成を行った.数値解析と実験の両面からファイバ長の最適化を図った. 3. 3光子励起蛍光の観察 上記で生成した高エネルギー超短パルス光を用いて,蛍光色素の3光子励起蛍光信号の観測を行った.ピーク光強度の高い条件では,3光子蛍光信号を観測できることを実証した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初計画に沿って研究を進め,ほぼ順調に進展している.
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Strategy for Future Research Activity |
当初計画に沿って研究を進めると共に,他の研究チームとも連携しながら新しい研究の萌芽に繋がるよう,連携研究を進めていく.
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Research Products
(11 results)