2018 Fiscal Year Annual Research Report
空間トランスオミクス技術の開発
Publicly Offered Research
Project Area | Transomic Analysis of Metabolic Adaptation |
Project/Area Number |
18H04802
|
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
大川 恭行 九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (80448430)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2020-03-31
|
Keywords | トランスオミクス / エピゲノム / トランスクリプトーム / プロテオーム |
Outline of Annual Research Achievements |
オミクス技術の発展は、ゲノム、エピゲノムからメタボロームに至るあらゆる細胞内の情報を1細胞レベルで高精度に解析することを目標に、改良、発展の道を辿ってきた。一方空間情報に紐づけされたオミクス解析技術の開発は殆ど行われていない。そこで、本研究では、組織内の細胞の位置情報を保持した状態での1細胞解像度の空間オミクス技術の開発を行うことを目指している。まず、本研究ではトランスクリプトームとローカライゾームの同時解析法の確立を行った。その手法として組織切片上での任意の部位のトランスクリプトームをレーザーマイクロダイセクション等の特殊な手法無しで、10マイクロメーター以上の解像度で取得する技法を開発した。現在、特許申請並びに論文投稿準備中である。部位を指定してしないアンバイアスな手法についても検証を進めている。またエピゲノム部分についてはクロマチン挿入標識法として論文発表を行い、プロトコールを公開した。更に、プロテオーム等の他のオームの同時解析技術の準備を進めている。本技術開発では、主軸となるのは対象となるトランスクリプトーム、プロテオーム等の情報を空間情報に紐づけした人工的なRNAに転換する点にあった。この点について解決する技法を開発し、現在検証を行っている。また次世代シークエンサー(NGS)の解析のみならず、より汎用的な手法での同一細胞群のトランスオミクスを空間・位置情報に紐づけしつつ1細胞レベルで理解する新たなオミクス解析についても準備を進めている。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初計画に従って進捗しており、論文発表を重ねている。
|
Strategy for Future Research Activity |
引き続き当初計画に従って進めていく。
|
Research Products
(34 results)
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
[Journal Article] Ad4BP/SF-1 regulates cholesterol synthesis to boost the production of steroids.2018
Author(s)
Baba T, Otake H, Inoue M, Sato T, Ishihara Y, Moon JY, Tsuchiya M, Miyabayashi K, Ogawa H, Shima Y, Wang L, Sato R, Yamazaki T, Suyama M, Nomura M, Choi MH, Ohkawa Y, Morohashi KI
-
Journal Title
Communications biology
Volume: 1
Pages: 18
DOI
Peer Reviewed / Open Access
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-