2019 Fiscal Year Annual Research Report
個体間脳波オシレーションのニューロフィードバックコントロール
Publicly Offered Research
Project Area | Non-linear Neuro-oscillology: Towards Integrative Understanding of Human Nature |
Project/Area Number |
18H04954
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
大須 理英子 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (60374112)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | インタラクション / コミュニケーション / ハイパースキャニング |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題では、ブレインマシンインターフェース技術やニューロフィードバック技術を社会神経科学に導入し、二者間の脳波同期レベルをリアルタイムフィードバックスするシステムを構築する。同期レベルをモニターしながら二者が様々なインタラクションを試みることで、どのような条件で個体間の脳波の同期がおこるのかを探索することを目指す。本年度は、オフラインの同時計測について、本実験を実施した。また、リアルタイム処理NFシステムを構築した。 <NFシステム設計> LSLを使用して16チャンネルの脳波計(OpenBCI)2台を同期させ、二個体の脳波をリアルタイム表示しフィードバックするシステムを構築した。 <二個体間脳波同期の要因の探索> 二人が交互タッピング課題を行っている際の脳波を、Quick30を用いて29チャンネルずつ同時計測した。タッピングはマウスを用いて早いテンポ、テンポ、任意のテンポで実施し、音によるフィードバックで相手とタイミングを合わせられるように設定した。脳波に加え、タッピングの速さや精度、社会性を測る指標(Social Skills Inventory(SSI))、自閉症スペクトラム指数(AQ)、相手との心理的距離を評価する指標(VAS)を取得した。各被験者の脳内の部位間での同期、二人の脳と脳の間での同期を、Circular Correlation Coefficient (CCorr)、Phase Lag Index(PLI)などの、同期を測る指標を使用して評価した。その結果、二人の社会性の関係性や、ダッピングのパフォーマンスと、脳波同期が関連している可能性が示唆された。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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