2019 Fiscal Year Annual Research Report
Behavior analysis of offspring derived from spermatogonial stem cell transplantation
Publicly Offered Research
Project Area | Integrative research toward elucidation of generative brain systems for individuality |
Project/Area Number |
19H04906
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
篠原 隆司 京都大学, 医学研究科, 教授 (30322770)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 精子幹細胞 / エピジェネティックス / 行動 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年までに予定通りにEnhanced green fluorescence protein (EGFP)を発現するC57BL/6(B6)由来のトランスジェニックマウスから常法にしたがってEGFPを発するGS細胞を樹立を行った。樹立されたGS細胞は試験管内で増幅した後に、精子へと分化させるために、Kitチロシンキナーゼ遺伝子の突然変異のため先天的に不妊となっているWBB6F1-W/W(v)マウスの精細管内に移植を行った。移植後4ヶ月後以降に、マウスを屠殺処分し、この精巣を回収したところEGFPの蛍光を発する精細管を同定することが出来た。この部分を回収し、さらにガラス針によるピペティングにより精細管の細胞をバラバラにして精子細胞の回収を行った。回収された精子細胞はB6由来の卵子内にピエゾマイクロマニピュレーターを用いて注入することで子孫の作成を試みた。その結果、無事に産仔を得ることが出来た。 この実験のコントロールとして、このEGFPトランスジェニックマウスの精巣から直接精子を回収し、顕微受精を行った。これにより顕微受精だけで培養を行なっていない精子から生まれてくるマウスを作成した。さらに、EGFPトランスジェニックマウスを野生型のB6メスマウスと自然交配によって子孫を作成した。この3種類のマウスを比較することで、培養されかつ顕微受精を行った精子、培養なしで顕微受精を行った精子、自然に発生した精子の3種類を比較することが出来る。 なお、いずれの方法を使って得られた個体もEGFP遺伝子を持つオスの個体のみを行動実験に利用する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
申請書に記載した部分の実験を予定通り無事に終了することが出来た。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度は昨年度に作成したEGFPを発現するオスマウスを用いて行動実験を行う。行動実験は共同研究先である藤田保健衛生大学の宮川剛先生の研究室で行われる。現在全てのマウスを藤田保健衛生大学へと移動したが、新型コロナウイルスの影響で、研究代表者のグループは藤田保健衛生大学での実験が困難な状況となっており、感染の状況によって計画を柔軟に変更して進めて行きたい。
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Research Products
(8 results)
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[Journal Article] ROS amplification drives mouse spermatogonial stem cell self-renewal.2019
Author(s)
Morimoto, H., Kanatsu-Shinohara, M., Ogonuki, N., Kamimura, S., Ogura, A., Yabe-Nishimura, C., Mori, Y., Morimoto, T., Watanabe, S., Otsu, K., Yamamoto, T. and Shinohara, T.
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Journal Title
Life Sci. Alliance
Volume: 2
Pages: 2
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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[Journal Article] Aging of spermatogonial stem cells by Jnk-mediated glycolysis activation.2019
Author(s)
Kanatsu-Shinohara, M., Yamamoto, T., Toh, H., Kazuki, Y., Kazuki, K., Imoto, J., Ikeo, K., Oshima, M., Shirahige, K., Iwama, A., Nabeshima, Y., Sasaki, H. and Shinohara, T.
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Journal Title
PNAS
Volume: 116
Pages: 16404-16409
DOI
Peer Reviewed
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