2020 Fiscal Year Annual Research Report
Magnetic fields of molecular clouds that make up the skeletal structure of a spiral arm
Publicly Offered Research
Project Area | A Paradigm Shift by a New Integrated Theory of Star Formation: Exploring the Expanding Frontier of Habitable Planetary Systems in Our Galaxy |
Project/Area Number |
19H05083
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
杉谷 光司 名古屋市立大学, 大学院理学研究科, 教授 (80192615)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 星間磁場 / 分子雲 / 渦状腕 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究はHarvard-Smithsonian Center for Astrophysicsのグループ(代表Ian Stephens氏)と協力して銀河系渦状腕の骨格構造をなすフィラメント分子雲(bones)としてカタログされている天体の磁場構造を調べる計画である。Stephens氏らが飛行天文台SOFIAの遠赤外線偏光観測装置HAWC+を用いて分子雲の密度の高い中心部の磁場構造を調べ、私たちが分子雲周辺部の磁場構造を南アフリカ天文台サザランド観測所のIRSF1.4m望遠鏡と近赤外線偏光観測装置SIRPOLを用いて調べることになっている。昨年度は3天体(Fil2, Fil8, Fil10の半分)の観測できたので、既観測の2天体(Fil5, Fil6)を含めて5-6天体の近赤外線偏光観測が終了している。一方、遠赤外線偏光観測では既観測の2天体(Fil5、Fil6)に加えて今年度はFil4の観測データを新たに得ることができた。
今年度は、8月に少なくとも3天体(Fil1, Fil4, G24)の観測を南アフリカ天文台サザランド観測所で2週間予定していた。しかしながら、新型コロナウイルスのパンデミックにより8月の観測を断念せざるを得ない状況になった。状況が好転して2-3月に1天体でも観測できることを期待したが、状況は悪くなるばかりであった。このため、前年度に観測した3天体のデータ解析に専念するとともに、近赤外線偏光観測データと比較するミリ波分子輝線データや遠赤外線連続波データの収集・解析も合わせて行った。データ解析の途中経過は新学術領域「星惑星形成」2020大研究会で「渦状腕の骨格構造を構成する分子雲の近赤外線偏光観測」のタイトルで報告を行った。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)