2020 Fiscal Year Annual Research Report
Exploring for origin of neutrino masses using charged lepton flavor violation
Publicly Offered Research
Project Area | Exploration of Particle Physics and Cosmology with Neutrinos |
Project/Area Number |
19H05101
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Research Institution | Kindai University |
Principal Investigator |
大村 雄司 近畿大学, 理工学部, 講師 (00772097)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | ニュートリノ / フレーバー物理 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題の目的は、荷電レプトンのフレーバーの破れ(cLFV) を伴う過程を用いたニュートリノの質量生成機構の検証を行うことである。ニュートリノ質量生成機構の代表例に、右巻きニュートリノを導入するType-Iシーソー機構とよばれるものがある。この機構は右巻きニュートリノが非常に重いために一般的には詳細な検証が非常に難しいことが予想される。しかし、大統一理論のような枠組みを想定するとcLFV の過程で質量機構の予言能力が残り、検証できるようになる。本研究では研究期間の2年かけて数値的にその予言を評価する計算コードを作成し、2021年3月に論文としてarXiv に発表した (arXiv:2103.12712)。また、暗黒物質の観測やミューオンの異常磁気モーメントの測定、LHCb実験で新しい結果が公表されている現状を踏まえて、それらの観測量でのニュートリノ質量生成機構を想定したときに現れる新物理の寄与を計算し、最新結果との整合性と将来実験での展望を研究した。これらの研究結果に関して論文JHEP08(2020)042で発表し、国際研究会においても研究結果を公表した。ニュートリノ実験やコライダー実験での検証方法も発見し、最近の論文JHEP02(2021)231で発表している。今後は、この結果をもとに輻射補正によるニュートリノ質量生成機構やInverse シーソー機構のcLFV による検証や暗黒物質との関係を研究していく。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)