2020 Fiscal Year Annual Research Report
Verification of the hypothesis that stress concentrates on the wrinkles of polymeric nanowrinkle films and kink strengthening occurs
Publicly Offered Research
Project Area | Materials science on mille-feullie structure -Developement of next-generation structural materials guided by a new strengthen principle- |
Project/Area Number |
19H05124
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
瀧 健太郎 金沢大学, 機械工学系, 教授 (70402964)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | キンク / リンクル / ミルフィーユ材料 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題では重合阻害剤を溶解させた水面上に紫外線硬化樹脂を展開し,紫外線を照射することでサブミクロンスケールのしわを作製するナノリンクルフィルムをミルフィーユ構造と見立てて,ナノスケールのしわがフィルムの強度向上に寄与するかどうかを解明する研究である。 ナノリンクルフィルムの強度を測定する際にナノインデンターを使用したが,ナノインデンターで測定を行うためには,平らなフィルムを作製する必要があった。ナノリンクルフィルムで平らなフィルムを作製することは困難を極めて,ナノインデンターに供する十分な数のフィルムを作製することができなかった。ナノリンクルフィルムの作製プロセスを見直して,平らでナノインデンテーション測定に供しやすいフィルムの作製を行えるようにプロセスの改善を行う必要がある。 一方で,試行点数は少ないものの,リンクルのしわの間隔とフィルムの表面弾性率の関係には負の相関があることが分かった。すなわちリンクルのサイズを小さくしていくとフィルムの弾性率は増加した。最も小さな弾性率を示した2マイクロメートルの弾性率は,リンクルがないフィルムの弾性率と等しくなった。すなわちリンクルを作成してもフィルムの弾性率向上は見られなかった。更にリンクルのサイズを小さくし,サブミクロンスケールとすればリンクルの無いフィルムに比べて弾性率の向上が起こるかどうかについて現在検討している。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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