2020 Fiscal Year Annual Research Report
Development of overall emulsion scanning method with high efficiency and speed for large-scale analyses of a few-body hypernuclei
Publicly Offered Research
Project Area | Clustering as a window on the hierarchical structure of quantum systems |
Project/Area Number |
19H05147
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
仲澤 和馬 岐阜大学, 教育学部, 教授 (60198059)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | ダブルハイパー核 / 原子核乾板(エマルション) / ダブルラムダ核 / グザイハイパー核 / 機械学習 |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度の開発をもとに、原子核乾板中のダブルハイパー核の全面探査を数年で終了すべく、機械学習機能を持たせることが前進した。特に、荷電粒子の飛程-エネルギーの関係の較正に用いる、乾板中でアルファ線を放出する自然放射性同位元素の崩壊事象の全面探査に機械学習機能を搭載し、実用化に至るとともに論文としても掲載された。現在約80%の検出効率を、さらに向上させるように取り組んでいる。またこの機械学習を、寿命と結合エネルギーが話題となっている最も軽い水素3-ラムダハイパー核の探査に利用し、事例数は限られていつつも検出が進んでいる(現在4例)。 グザイハイパー核については、初めてその質量測定に成功し、投稿したPhysical Review Letters誌で、Editors’ suggestionに選ばれるとともに、事象の写真が掲載号の表紙を飾った。この事象はグザイハイパー核の第1励起状態を表していると考えられ、より深く束縛した基底状態とも考えられる新たな事象の論文をも投稿中である。また本実験の第1号論文であるダブルラムダハイパー核を報告した論文(2019年2月出版)は、第26回日本物理学会論文賞を受賞した。さらにこれまでのダブルハイパー核研究に対して、本研究代表者が第66回(2020年度)仁科記念賞を受賞した。 研究成果は、新聞3紙(岐阜、中日、科学新聞)、およびプレスリリースとして5大学・研究所のホームページで紹介された。仁科記念賞受賞については、主要各紙(朝日、読売、毎日、日経、中日)や地方紙(岐阜、山梨日々)で報道されるとともに、50以上のインターネット配信、および約20のホームページで紹介された。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Presentation] J-PARC E07 実験で検出したツインハイパー核の解析2020
Author(s)
笠置歩, 仲澤和馬, 吉本雅浩, Aung Nay Lin Nyaw, Phyo Myat Lin, 西村直己, 吉田純也, 齋藤武彦, 江川弘行, 中川真奈美, AbdulMuneem, Enqiang Liu, 藤田 真奈美, 早川修平, J-PARC E, collaboration
Organizer
日本物理学会2020年秋季大会
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