2019 Fiscal Year Annual Research Report
細胞壁の(3+1)次元動力学
Publicly Offered Research
Project Area | Elucidation of the strategies of mechanical optimization in plants toward the establishment of the bases for sustainable structure system |
Project/Area Number |
19H05368
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
谷本 博一 横浜市立大学, 理学部, 准教授 (60784907)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 生物物理学 |
Outline of Annual Research Achievements |
(1)微細加工技術を用いたマイクロ還流培養系 花粉管細胞壁の変形場を長時間測定するために、微細加工技術を用いて高さ10ミクロン程度のマイクロ還流チャンバーを作製した。作製した還流チャンバー内で花粉管細胞をin vitro培養して、極性成長する花粉管細胞の先端部分に蛍光トレーサー粒子を継続的に供給することに成功した。 (2)細胞壁の3次元形状可視化 花粉管細胞壁の内側/外側境界を二重標識する実験系を構築して、花粉管細胞壁の3次元変形場の予備的な測定に成功した。測定結果に基づいて、細胞壁の面内流れ、厚さ、歪みの実時間解析を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
(1)微細加工技術を用いたマイクロ還流培養系 花粉管細胞壁の変形場を長時間測定するために、微細加工技術を用いて高さ10ミクロン程度のマイクロ還流チャンバーを作製した。作製した還流チャンバー内で花粉管細胞をin vitro培養して、極性成長する花粉管細胞の先端部分に蛍光トレーサー粒子を継続的に供給することに成功した。 (2)細胞壁の3次元形状可視化 花粉管細胞壁の内側/外側境界を二重標識する実験系を構築して、花粉管細胞壁の3次元変形場の予備的な測定に成功した。測定結果に基づいて、細胞壁の面内流れ、厚さ、歪みの実時間解析を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
細胞壁の3次元形状変化の解析を遂行する。本年度に実行した花粉管細胞壁の内側/外側境界を二重標識する実験系を構築して、花粉管細胞壁の3次元変形場の測定結果に基づいて、細胞壁の面内流れ、厚さ、歪みの実時間解析を遂行する。
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