2021 Fiscal Year Annual Research Report
Developmental Support for Interactive Communication in Children with Autism Spectrum Disorder
Publicly Offered Research
Project Area | Studies of Language Evolution for Co-creative Human Communication |
Project/Area Number |
20H05009
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
山本 淳一 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (60202389)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | コミュニケーション / 自閉スペクトラム症 / 模倣 / オンライン発達行動支援 / 対人相互作用 / 意図共有 / 階層 / 日常生活 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は、コミュニケーション発達支援に関する研究成果の解析を発展させ、論文として出版した。自閉症幼児について、随伴模倣プログラムが動作・操作・音声の発達および対人相互作用を促進することを明らかにした(Ishizuka & Yamamoto,2021)。自閉症児の音声模倣を促すには、支援者が発声・発話の機会設定を行った上で、表出された発声・発話や音声模倣に対して随伴模倣を行う手続きが有効であることを示した(石塚・山本,2021)。模倣に関しては、時間当たりの模倣機会数を増やすことで模倣と対人相互作用が促進されることを明らかにした(韓・山本,in press)。 学齢期の自閉症児に対して、オンライン発達行動支援のプラットホームを構築し、大人と子ども、ならびに、子どもどうしの対人相互作用を促進する条件を明らかにし、学術誌への掲載、および学会発表を行った。現実的な社会的場面を設定した社会スキル訓練プログラムを作成し、支援を行った。その結果、「文脈を読み取る」「相手に教える」などの共創的コミュニケーションが獲得された(東・富樫・大森・山本,2021)。 オンライン行動発達支援法のパラダイムを発展させ、自閉症児2名の言語的相互作用を分析した。時間当たりの相互作用の回数(ターン数)を意図共有の指標に、終助詞などを含んで叙述全体を制御する文を階層性の指標とした。その結果、日常生活の経験について共通のテーマを設定すること、課題のはじめにのみ、支援者が双方の注意を引き、教示を出し、その後、フェイドアウトして、2名の自発的相互作用を促進することが有効であった(西山・東・山本,2021)。 これまでの一連の研究によって、自閉スペクトラム症児が、対人相互作用の中から共創的コミュニケーションの機能(意図理解)と構造(階層)を獲得し、拡張し、機能化させていく過程が明らかになった。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(8 results)