2021 Fiscal Year Annual Research Report
抑制性ニューロンの観察・操作による巧緻性再獲得のメカニズム解明
Publicly Offered Research
Project Area | Hyper-adaptability for overcoming body-brain dysfunction: Integrated empirical and system theoretical approaches |
Project/Area Number |
20H05480
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
近藤 崇弘 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (70759886)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | マーモセット / 歩行解析 / 神経可塑性 |
Outline of Annual Research Achievements |
新しい運動技能の獲得,または脳や脊髄損傷(SCI: Spinal Cord Injury)後の回復期において,脳は機能再編成を生じる.この可塑性の調節には抑制性の神経伝達物質であるGABAが重要な役割を担うと考えられている.ヒト運動学習中では学習初期のGABA濃度の低下がその後の学習の大きさと強く相関することが報告されている.また,脳卒中やSCIなどの中枢神経障害後において運動野では機能性編成がおこることが知られているが,これらの変化と抑制性制御との関連性についてはほとんどわかっていない.本年度の具体的成果は,マウスおよびマーモセット脊髄損傷モデルにおける解析方法の確立である。脊髄損傷後の運動障害と再建過程を理解するために、中枢神経系により制御される関節運動協調パターンを分析した。その結果、関節運動における協調性の障害度は、脊髄の組織学的損傷度と相関することを明らかにした.
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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