2010 Fiscal Year Annual Research Report
地球科学データの高度利用と流通のための基盤開発
Publicly Offered Research
Project Area | Cyber Infrastructure for the Information-explosion Era |
Project/Area Number |
21013002
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
堀之内 武 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究院, 准教授 (50314266)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 知恵美 お茶の水女子大学, 人間文化創成科学研究科, 講師 (20362832)
西澤 誠也 神戸大学, 理学研究科, 助教 (40447892)
林 祥介 神戸大学, 理学研究科, 教授 (20180979)
石渡 正樹 北海道大学, 理学研究院, 准教授 (90271692)
小高 正嗣 北海道大学, 理学研究院, 助教 (60344462)
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Keywords | 情報システム / 地球観測 / データベース / 環境分析 / 気象学 |
Research Abstract |
近年の地球観測と計算機の進展により,大気や水,環境汚染物質などの数値データは爆発的に増加しており,対応が急務である.我々は18年度より,検索,解析,可視化機能に富み,個人や小グループによるデータ整理や研究遂行からWebでの多機能なデータ公開サイト構築までをシームレスに支える,新しいタイプのソフトウェアGfdnaviを開発してきた.本研究課題は,これをさらに発展させ,次を実現することを目的として実施した.(1)データから得られた知見を文書化する機能を発展させ,科学データ,データ解析プロセスと有機的に結びついた形での知識の集積を可能とする.(2)Gfdnaviサーバ間のオーバレイネットワークを実用化する.(3)実用性をさらに向上させる.本年度は以下の成果を得た. 昨年度に提案及び基本実装を行った「スクリプティングによる逐次アクセスと親和的なRESTful webサービス」を強化した.これにより,オブジェクト指向スクリプト言語Rubyにおいて地球流体の研究者がローカルデータの解析に用いるライブラリとWebサービスのクライアントライブラリの統合が進んだ.さらにデータから得られる知見を文書化する機能のAPIを完成し,大量のデータ処理から文書を自動生成できるようにした.(目的(1),(3)) Gfdnaviサーバ間のネットワークのハブとなるサーバを開発し,運用を開始した.その過程でピアツーピア環境におけるファセット検索実現に掛かる新手法を提案した.(目的(2)) データ解析可視化基礎ライブラリの強化:Gfdnavi等で用いられている,地球流体データ解析・可視化のための基礎ライブラリGPhysを強化し,適用範囲を広げた.(目的(3))
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[Journal Article] Gfdnavi, Web-based Data and Knowledge Server Software for Geophysical Fluid Sciences, Part I : Rationales, Stand-alone Features, and Supporting Knowledge Documentation Linked to Data.2010
Author(s)
Horinouchi, T., S.Nishizawa, C.Watanabe, A.Tomobayashi, S.Otsuka, 他3名
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Journal Title
Lecture Notes in Computer Science
Volume: 6193
Pages: 93-104
Peer Reviewed
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