2009 Fiscal Year Annual Research Report
実世界シナリオに基づく大量映像の自動再編纂
Publicly Offered Research
Project Area | Cyber Infrastructure for the Information-explosion Era |
Project/Area Number |
21013022
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
井手 一郎 Nagoya University, 大学院・情報科学研究科, 准教授 (10332157)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村瀬 洋 名古屋大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (90362293)
出口 大輔 名古屋大学, 大学院・情報科学研究科, 助教 (20437081)
高橋 友和 岐阜聖徳学園大学, 経済情報学部, 准教授 (90397448)
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Keywords | コンテンツ・アーカイブ / メディア生成 / 画像・文章・音声等認識 / ディレクトリ・情報検索 |
Research Abstract |
近年,大量の映像データの高速処理や,効率的な検索・閲覧に関する研究が盛んである.我々もこれまでに1,000時間を超える大量の映像データを蓄積し,効率的な検索・閲覧を目指してきた.その過程で,大規模放送映像アーカイブ中の大量の映像データを有効利用するためには,映像データをあるがままに検索・閲覧するだけでなく,実世界の多様な情報資源がもつ意味構造に沿って関連づけたうえで編纂し直して(=再編纂して)提示する必要があると考えた.本研究課題ではこの着想に基づく応用対象として,1)ニュース映像の再編纂,2)料理映像の再編纂の事例を通じて検討している.これにより応用例としての有用性のほか,提案手法により映像アーカイブを有効利用できることを示すことを目的としている.本年度は,以下の課題に取り組んだ.1)Wikipedia記事の構造及び時期に関する固有表現を抽出することにより,時期毎に記述を分割する.これに対して,その時期に放送されたニュース映像のうち,記事の記述と文字放送字幕テキストの類似度が高いもの同士を対応づける手法を開発した.2)料理番組映像の文字放送字幕テキスト中の表現から,視覚的支援が必要と思われる箇所を検出する条件を検討し,該当箇所を抽出し,さらに必要な補完方法を検討した.
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