2010 Fiscal Year Annual Research Report
コミュニティ型コンテンツのコンテンツホール検索に関する研究
Publicly Offered Research
Project Area | Cyber Infrastructure for the Information-explosion Era |
Project/Area Number |
21013044
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Research Institution | Konan University |
Principal Investigator |
灘本 明代 甲南大学, 知能情報学部, 准教授 (30359103)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村上 陽平 独立行政法人情報通信研究機構, 第二研究部門知識創成コミュニケーション研究センター言語基盤グループ, 研究員 (00435786)
荒牧 英治 東京大学, 知の構造化センター, 特任講師 (70401073)
阿辺川 武 大学共同利用機関法人情報・システム研究機構(新領域融合研究センター、DBCLS), 新領域融合研究センター, 融合プロジェクト特任研究員 (00431776)
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Keywords | SNS / Wikipedia / コンテンツホール |
Research Abstract |
BlogやSNS等のコミュニティ型コンテンツにおいてユーザの気づいていない情報をコンテンツホールと呼び,このコンテンツホールを検索する手法を提案してきた.これまで,本研究ではコミュニティ型コンテンツの対話解析,単語の曖昧性の解消といった基盤技術の研究を行った.今年度はそれらの技術を用いて,コミュニティ型コンテンツの内部ユーザにとってのコンテンツホール検索とコミュニティの外部ユーザにとってのコンテンツホール検索の2つのシステムを提案した.ここで,内部ユーザとは,コミュニティ型コンテンツに参加しているユーザを示し,外部ユーザとは,そのコミュニティ型コンテンツを閲覧しているのみのユーザを示す. 内部ユーザ向けコンテンツホールシステムでは,コミュニティ内部のユーザが見落としている情報を抽出することを目的とし,SNS等のコミュニテノ型コンテンツとWikipediaを比較し,SNS上で議論されていない情報をWikipediaから抽出して提示するシステムを提案した. 外部ユーザ向けコンテンツホールシステムでは,コミュニティの外部ユーザが知らない情報で且つ重要な情報をSNSから抽出することを目的とし,SNSとWikipedia及び他の一般のWebページとを比較し,SNSに特有且つ重要な情報を抽出し提示するシステムを提案した.そして,テーマを映画と医療にしぼり,これらのコミュニティに対して,外部ユーザ向けシステムの実験を行い.その有用性を示した. 今年度の研究成果は,論文誌1本,紀要1本,国際会議4本,研究会3本である.
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Research Products
(9 results)