2009 Fiscal Year Annual Research Report
利用者と状況に適応して探索・学習を支援する情報アクセス技術
Publicly Offered Research
Project Area | Cyber Infrastructure for the Information-explosion Era |
Project/Area Number |
21013046
|
Research Institution | National Institute of Informatics |
Principal Investigator |
神門 典子 国立情報学研究所, 情報社会相関研究系, 教授 (80270445)
|
Keywords | 探索的検索 / ファセット検索 / 適応的検索 / 視点フレーム |
Research Abstract |
1.探索において、適応的支援が必要な場面の検討 適応的支援の中で、主に、探索意図の具体化、検索語提案、分野に応じた下位領域知識の提案を中心に、文献調査と利用者調査によって、支援情報の収集・構築の方策について検討した。また、提案するマルチファセット検索システムにおける利用者の探索行動データを取得するためのユーザサイドログ取得機能を開発した。 2.支援情報の収集と構築方式の検討 探索意図の具体化、検索語提案、分野に応じた下位領域知識、時間、空間を対象として、支援情報の収集方式を検討した。時間・空間情報について、支援情報の検索モデルへの複数の組み込み方式とその効果を検討した。また、これらの支援情報をアノテーションとして検索モデルに有効に組み込むために、提案システムの基盤モデルを言語モデルに変更した。多様なアノテーション情報を用いた多次元ファセットにおける検索は、各ファセットにおいてスパースな情報空間で、アノテーション情報と単語の出現を組み合わせた精緻な検索が求められる。そのため、スムージング手法について検討し、Kullback-Leibler法を採用し、従来、経験則に基づいて採用されてきた語義曖昧性解消のために固定ウィンドウ長を廃し、検索対象コーパスの言語モデルに基づいて学習する語間距離による減衰モデルを採用した一般化可能な語義曖昧性解消の手法を提案した。
|
Research Products
(11 results)