2009 Fiscal Year Annual Research Report
偏在性に着目したユビキタスコンテンツ利活用技術の研究開発
Publicly Offered Research
Project Area | Cyber Infrastructure for the Information-explosion Era |
Project/Area Number |
21013050
|
Research Institution | National Institute of Information and Communications Technology |
Principal Investigator |
木俵 豊 National Institute of Information and Communications Technology, 知識創成コミュニケーション研究センター・知識処理グループ, グループリーダー (40358859)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
是津 耕司 知識創成コミュニケーション研究センター, 知識処理グループ, 主任研究員 (40415857)
柏岡 秀紀 知識創成コミュニケーション研究センター, 音声コミュニケーショングループ, 研究マネージャー (10395022)
水口 充 京都産業大学, コンピュータ理工学部, 教授 (60415859)
河合 由起子 京都産業大学, コンピュータ理工学部, 講師 (90399543)
宮森 恒 京都産業大学, コンピュータ理工学部, 准教授 (90287988)
|
Keywords | データベース / コビキタス / 情報検索 / 可視化 / 情報統合 |
Research Abstract |
H21年度においては、下記の目標を設定した。 目標1:時空間軌道情報指向型実世界アノテーション・管理技術 目標2:コンテキストアウェアなユビキタスコンテンツの整理技術 目標3:実空間内でのユビキタスコンテンツの提示・閲覧技術 これらの目標に対して、音声マイクロブログをより使いやすいものにすべく、iPhone上で実装した.そのツールを用いて実証実験した結果を反映させて、より自然に情報発信するための音声対話に基づくアノテーション技術を研究開発した.時空間情報の管理については、Moving Phenomenonによるデータモデルを開発し、実世界の動きと関連する情報の管理手法を開発した。時空間的な範囲に含まれるユビキタスコンテンツが持つ関連性(雰囲気情報)の抽出技術の開発を行い、分析対象とするデータ範囲を、特定の場所についてのユーザの感想が記載されたブログ記事、および、地域のイベントや催し物の情報を紹介するWebサイト(イベント情報サイト)に拡大した.その結果、ブログ記事およびイベント情報サイトで、ラベルとなる語の特性は異なるものの、いずれも場所や地域に関する内容の傾向や時間変化を把握できることを確認した.さらに、抽出された雰囲気情報を実空間内で直感的に提示・閲覧するための方法として、モバイル端末上での地図表示時に画面外に位置する雰囲気情報の位置と規模の手がかりを同時に表現する手法を開発した.評価実験を行った結果、おおよその規模、あるいは相対的な規模の違いを、直感的に理解できることを確認した.また、拡張現実感技術を応用して実世界映像に雰囲気情報を重畳表示するビューアについて、地図を空の位置に重畳表示することで建築物による遮蔽を回避する手法を開発中である.
|
Research Products
(4 results)