2022 Fiscal Year Annual Research Report
Theoretical study about circumstellar disks and protostellar jets
Publicly Offered Research
Project Area | A Paradigm Shift by a New Integrated Theory of Star Formation: Exploring the Expanding Frontier of Habitable Planetary Systems in Our Galaxy |
Project/Area Number |
21H00046
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
町田 正博 九州大学, 理学研究院, 教授 (10402786)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 星形成 / 磁気流体力学 / ジェット / 原始惑星系円盤 / 数値シミュレーション |
Outline of Annual Research Achievements |
星形成過程での星周円盤の形成とジェット駆動機構を解明するために専用計算機SX-Aurora TSUBASAを購入し、大規模シミュレーションを実行した。星形成の母体となる分子雲コアをシミュレーションの初期条件として、磁場強度をパラメータとして数多くの計算を行った。また、原始星を空間分解した高空間分解能の計算とシンクセルを用いて原始星を空間分解しない低解像度の2種類の計算を行った。高解像度の計算は、原始星形成後短時間しか計算できないが高速ジェットを空間分解できる。低解像度の計算では、ジェットの高速度成分を分解出来ないものの、原始星形成後長時間の計算が可能である。これらの計算を比較してジェット駆動の条件を調べた。 計算の結果、星形成の母体となる分子雲コアの磁場が弱い場合には、星周円盤から駆動したジェットは降着ガスのラム圧によって成長を妨げられ成長しないことが分かった。他方、初期の分子雲コアが強い磁場を持つ場合には、星周円盤から駆動したジェットは短時間で十分に成長する。さらに、ジェットが成長する場合でも、円盤からのジェット駆動は非定常であることが分かった。ジェットは、分子雲コアの残骸から落下するガスの重力エネルギーの開放によって駆動している。原始星周辺は重力的に不安定であり、重力不安定性により成長した渦状碗構造が非定常降着を誘起する。そのため、非定常な質量放出は、非定常降着に起因している。また、磁場が強い場合には重力的に安定な円盤が形成し、定常なジェットが現れる。これらの結果から、初期に分子雲コアが持つ磁場強度が星形成過程において重要な役割を果たしていることが分かった。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(8 results)